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『朝イチでメールは読むな!』 [読書日記]

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

  • 作者: 酒巻 久
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2010/03/12
  • メディア: 新書
内容紹介
頭が冴えた朝は、メール処理ではなく創造的な仕事からスタートする。こうした習慣の積み重ねが、仕事の成果に大きな違いを生んでいく。キヤノン電子のカリスマ社長が身につけ、部下に教えてきた仕事習慣を、「時間と仕事の管理」「上司との関係」「部下の動かし方」「情報収集」「自分を伸ばす勉強法」など、9つのテーマごとに徹底指南。今すぐ役立つ仕事習慣が必ず見つかる!!
ヘッドラインのタイトルに惹かれて読み始める人がほとんどだろうが、それはこの本に書かれている「仕事ができる人の習慣」の41項目のうちのほんの1つに過ぎず、他にも含蓄のあることがいくつも書かれている。

「仕事を効率よく済ませて残業をやらないようにするには?」「残業をさせることなく組織としての最大限の成果を上げるには?」「自分とそりが合わない管理職のやり過ごし方」「仕事ができる部下と極端にできない部下を両方抱えてそれでもチームのパフォーマンスを最大限に引き出すには?」「超できない部下をやる気にさせるには?」―――こういった問題意識は僕が初めて中間管理職になった時からいつも抱いていたことで、そのためのハウツー本にも幾つか目を通した。自分が仕えた管理職のあそこはやっぱり良くないといったポイントの確認ができた時には溜飲を下げる思いがしたし、自分が至らない部分というのもそれで確認することができた。本書の場合はシンボリックなタイトルでイメージばかりが先行している気がするが、書かれている41の習慣は、その実践で著者がキャノン電子の社長にまで上り詰めた実績までしっかり挙げているわけで、経験に裏打ちされた説得力がある。何度も読み直したい1冊だし、特にまだ入社して日も浅い若手の社員には会社人としての心得集として1人1冊配布して読ませるのもいいぐらいの本だと思う。僕は図書室で借りて読んだが、購入して読む価値も十分ある本である。

繰り返しになるが、ここで書かれている内容は著者本人の実践経験に基づいており、非常に説得力があるように思う。こういう人がトップにいる組織は業績改善でも然るべき実績をちゃんと挙げている。叩き上げの経験を持たない人がいきなり組織のトップになった場合と比べてどこがどう違うか、組織内で実践されている業務内容を見比べてみると結構面白いかもしれない。
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