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松坂屋名古屋店 『大昆虫博物館』 [家族]

男3人里帰りの真っ最中の8月10日(火)、所用があって名古屋に出かけた。我が家の男児2人を連れて最初に向かった先は名古屋・栄の松坂屋名古屋店。南館8階で『大昆虫博物館』というのが開催されていた。「2010年愛知・名古屋COP10 パートナーシップ事業」なのだそうだ。

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《博物館入口でポーズする次男》

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《世界の甲虫類の標本の前でポーズする次男》

COP10というからには生物多様性保全の必要性を来館者にアピールする企画かと勝手に思っていたが、わけもなく大量に展示されている甲虫類や蝶の標本とか、世界中のカブトムシやクワガタムシを全部まとめて放し飼いにして来館者と触れ合わせる部屋とか、一体どこが生物多様性保全なのかよくわからないなと首を傾げるところが多かった。勿論、子供達にとっては生物多様性保全以前に目の前のカブトムシやクワガタムシに触れる方が面白いことは間違いないのだが…。

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《生態学上あり得ない甲虫2匹の遭遇》

博物館の売りの1つは世界のカブトムシやクワガタムシの放し飼いの部屋で、そこに歩道を設けて来館者が甲虫と触れ合うというもので、僕らが行ったその日も大盛況で、入室制限もかかったりしていた。それで静かに見るだけならともかく、来館した子供たちが真っ先に行なうのは「バトル」である。未知なる敵と無理やり遭遇させられ、対戦させられた甲虫たちの中には、角が折れてしまったり、脚を失ってしまったりした可哀そうなのもいた。優しい心を持つうちの長男はいたくご立腹で、この世界の甲虫の部屋についてはさっさと退室してしまった。

一方でまあまあ許せるのは日本の甲虫放し飼いの部屋が別にあったことだ。昔僕らが子供の頃に結構憧れだったカブトムシ対ノコギリクワガタの対戦とかお膳立てしたりできたし、交尾中で全く離れようとしないカブトムシの雄雌のシーンも見れたし、まあ面白かったといえば面白かった。世界中から集められた甲虫と違い、日本の甲虫は大半がブリーダーによる育成だろうから、このアトラクションについては「どこが生物多様性保全や!」などと目くじらを立てるつもりはない。

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《バトルの定番-カブトムシvs.ノコギリクワガタ、実際には殆ど戦わず…》

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《カブトムシの貴重な交尾シーン。丈夫なお子さんを産んで下さい!》

世界最大のゴキブリとか、世界最大のバッタとか、世界最大のナナフシとか、それら1つ1つは面白かったのだが、甲虫類と蝶ほど整理して展示されていたわけではなく、これらの展示の基準は一体何だったのか不思議に思った。

僕自身の最大の学びは、ヒグラシ(セミ)は夕方だけではなく早朝も鳴くのだというのを知ったことだ。先日祖母が亡くなって急遽帰省した際、朝4時に起きて早朝の列車で東京に戻ったのだが、その時間帯で実家近くから「カナカナ…」という鳴き声が聞こえて来て、ちょっと意外感があったものだから。最初は異常事態なのかと思ったが、ヒグラシというのはそういうものなのだとわかったのはちょっと嬉しい。
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