ドラフト希望枠撤廃 [ベースボール]
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=spo&aid=p-bb-tp0-070322-0009
なんで来年のドラフトでは撤廃の方針が簡単に出る希望枠が、今年のドラフトでは存続なのだろうか。わかりにくい決着だと思う。米国のMLBやNFL、NBAのドラフト制度のように、原則ウェーバーにして、指名権の交換まで認める制度にすればいいんじゃないのだろうか。
それに近いことは、江川騒動の時にもあった。阪神が江川を1位指名した後巨人にトレードし、交換要員として小林を獲得した話。要するに、巨人がそんなに欲しい選手がいるのなら、①その財力を生かして、上位指名権を金銭で他球団から購入する、②下位の指名権の幾つかと交換で、他球団から上位指名権を獲得する、③支配下選手と交換で、他球団指名選手を獲得する、④それらの組み合わせ、等の方法が取れるのではないかということだ。
どうしても欲しい選手を取りたい時、巨人はよく「職業選択の自由」という論理を持ち出すが、現在のようにプロ野球の存続すら危ぶまれるような状況にある中で、自球団だけが繁栄すればいいという論理というのはいかがなものかと思う。選手も「プロ野球」という職業を選ぶわけだから、特定球団以外には行かないなどと駄々をこねててはいけないとも思う。うまくチャンスを生かして球団生え抜きとして厚遇されればいいが、ちょっと成績が不振だと、本人が望む望まないに関わらずトレードや自由契約のリスクはあるのだから、「この球団じゃないとプロに行かない」などと主張するのはどうなんだろうか。その分、FA権取得までの所要期間を短縮するのはいいのかもしれないと思う。
それにしても不思議なのは、逆指名してプロに入った選手がなんで大リーグ行きを希望したりできるのだろうかということである。そんなに入りたい球団だったら、石にへばりついてもその球団にいるべきだと思うのだが。そんなわけで、FA権を間もなく取得する川上、岩瀬、福留の3選手、ドラゴンズに残留して下さい!
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