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三鷹市民大学「少子高齢化と日本経済」開講 [少子高齢化]

先月妻から薦められて受講申込みをした講座が、いよいよ昨日から始まった。 といっても昨日は開講式と自己紹介だけだったので、実質的な講座は次週からということになる。

市民大学講座ということだが、受講者約30名の構成を見渡すと、会社勤めをリタイヤされたばかりの方々から上は81歳という方まで、高齢者の方圧倒的な多数派である。ほぼ8割~9割がそうした年齢層に相当する。その他には、ご結婚されても仕事を持っておられ、かつ中にはお子様もいらっしゃるという女性が数名で、驚きだったのは就労年齢層で平日は市外の職場で働いている男性の「週末市民」が僕だけだったことだ。全部の開講講座の比較をしたわけではないが、昨日開講だったもう1つの講座も印象としては同じような構成だったように思う。

この講座は託児サービス付きで、いつもこの時間帯は妻はミッキーとチッチーをコアラ文庫に連れて行っていて、ルイと僕は留守番をしていることが多いので、今回はルイを託児サービスに預け、2時間勉強に充てることができる。

平日ヘトヘトになるまで働いている僕達の世代の男性が、週末まで勉強しようとは思わないということなのだろうか。それに対してサラリーマンとして定年を迎えたような先輩方が、地域デビューのとっかかりとしてこういう講座を利用して地域でのネットワークを拡げようとされているのがよくわかる。それと、こうした人的ネットワークの構築に加え、いくつになっても学び続けたいという好奇心のようなことを参加動機に挙げられていたのも印象的だった。

「少子高齢化と日本経済」というお堅いテーマであるが、驚きなのは1年間計30回にも及ぶこの講座の各回の講義編成を考えられたのは公募で選ばれた市民の方々だということである。僕はこの分野は多少の予備知識があるが、講師陣のラインナップを見ていると、おそらく普通の大学の3年次以降の専門科目で扱ってもいいくらいのそうそうたるメンバーであると思う。個人的には若干ながら、少子高齢化の実物経済や金融資産選択への影響を語れるマクロ・エコノミストが手薄であることや、おそらく受講者の構成的に高齢者の関心事であるような地域福祉についての概念化ができる講師が入っていないことなど気にはなる。おそらく公募で選ばれた企画委員の方々の中で、実際に主体的に調整役を担われたであろう方のご専門が人口経済学であるからだと思われるが、その辺りは30回中10回ほど予定されている自主学習の中で実際の受益者である僕達が意見を言って盛り込んでいければいいことかなと思う。

これから、各講座の復習はこのブログで逐次掲載していこうと思う。吉田新一郎氏の言うところの「ジャーナル学習法」の実践である。また、講座の予習復習で読む文献についてのレビューは、ちょっと専門性が高いので、僕の持つもう1つのブログ"Dreaming of Sedna"で掲載していきたい。


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