週報（4/24－4/30）

この時期、本当は英国出張を昨秋から考えていたのだが、後出しジャンケンでロイヤルウェディングが入ってきたので、混乱を避けるために出張時期を後にずらした。お陰で、このGWの予定がすっぽり空き、いつも以上に家族と過ごす時間が取れるようになった。

今週は、28日（木）に1日お休みをとり、5月1日（日）まで短期間ながら家族連れで帰省した。東京で暮らしていると東日本大震災や原発事故関連の報道が多く、普段の生活の中でもそれを意識せざるを得ない。別に放射能のことが気になっているわけではなかったものの、短期間でも東京を離れたのは少しばかりの気休めにはなったかもしれない。故郷の町では被災者家族を1世帯受け入れていたそうだが（その後そのご家族の都合で福島に戻られた由）、あまり震災や原発の影響を感じさせない普通の生活を送っているように感じた。

この連休前半、積読在庫解消プロジェクトの方は順調に進んだし、持ち帰っている仕事も少しばかりやることはできた。まあまあのGW序盤だ。

5月1日は途中岡谷で寄り道したこともあったが、笹子トンネル、小仏トンネル先頭のお決まりの渋滞が予想よりも長く、朝9時過ぎに実家を出て東京の自宅に辿り着いたのは夜8時近くになっていた。こんなに長い渋滞を経験したのは独身時代以来で、ずっと運転していたので非常に疲れました。往路はトイレ休憩1回で突っ走って4時間30分で目的地に着けたが、復路は8時間はかかった。

【サイババ死去】

4月上旬から危篤状態と報じられていたインドのサイババが24日（日）に死去した。
僕はあまり奇跡がどうこうというのには興味がなく、インドで駐在していた頃も周囲の人が「サイババに会いに行った」「実際に会って感動した」という話をされているのを聞きながら、ああそうなのというような冷めた応対ばかりしていた。

そんな僕がサイババの死去について言及するのはお門違いなのだが、1つだけデリー生活で思い出したことがあったので敢えて述べたい。僕の職場がコンノートプレイスに引っ越した後、僕の雇っていた運転手は職場から自宅までの帰路、好んで通っていたルートがあり、その沿道にサイババの寺院があった。毎週木曜夜は礼拝があり、寺の前の道路は信者でごった返す。木曜夜といったら会食などが一番入りやすい日なので、ほろ酔い気分で車に乗り込み自宅を目指すと、サイババ寺院の前でよく渋滞に遭遇し、自宅はもう目と鼻の先なのになかなか辿り着けないもどかしさをよく感じていた。

信者が多いというのは実感としてわかるものの、多分他にも信仰を持っていて、その上でのサイババ信仰なのではないかと思う。僕がデリーで任期後半に住んでいた家の大家さんはシーク教徒だったが、娘さんはなんと創価学会だった。そんな娘さんを大家さんは別に気にするふうでもなかった。創価学会ってそういう掛け持ちも許される宗派なのかと少し驚いたのだが、サイババ云々を言っている人々、特にクリスチャンが多い筈の欧米人や、ヒンドゥー教徒が多い筈のインド人を見ていると、きっとサイババの教えを聞きながら、別の場所では教会や寺院に通っているのではないかと思う。（ゴメンナサイ、勝手な想像です。）

【スーちゃん哀悼】

今週前半はスーちゃん（田中好子さん）の通夜、告別式の報道で持ちきりだった。ランちゃんとミキちゃんの久々の姿をこのような形で見ることになるとは考えてもみなかった。僕が小学生から中学生にかけての4年間は今思えばアイドル全盛だった頃で、その中でもキャンディーズは次々にヒット曲を出したアイドル中のアイドルだった。スーちゃんが生前取り組まれていたことや仕事に臨んでおられた姿勢等を関係者の方々からの証言で知るにつけ、大切な人を亡くしたという気持ちがますます強くなった。義妹・夏目雅子さんを彷彿させる、多くの人から惜しまれる亡くなり方だったと思う。スーちゃんに合掌。

【連休前の出来事も…】
4月24日（日）：　長男と一緒に毎月出場を目指していた月例川崎マラソンの日だったが、4月から夏時間になり開始時刻が1時間早まったことを僕が忘れ、完全出遅れで出場できなくなってしまった。敗北感が大きい休日になった。

4月26日（火）：　大学院の同窓生で同じ会社に勤めておられる方が海外赴任されるということで、同窓生で新宿で送別会を開催。僕が幹事を務めた。平日にもかかわらず11人が集まり、なかなか盛大（？）な宴席となった。大学院の同窓生の間での話題はもっぱら東日本大震災の被災者支援。飲んでる最中にも余震があり、落ち着かない飲み会でもあった。

4月27日（水）：　前日送別会を行なった同じ方の送別会を、今度は職場の剣道同窓会のメンバーで新宿歌舞伎町で開催。歌舞伎町で飲んだのはいつ以来だろうか。ここでもよく飲んだ。同好会の副部長を務めておられたこの方の赴任地はアフリカ某国。剣道のない国なので、剣道普及のきっかけを作れと大きな期待をかけられていたが、竹はあるのか…。5月はこの同好会のチームでS区民大会に出場する。最近は延長狙いでまぐれで1本取れればもうけものというペース配分で個人戦に臨んでいる僕としては、団体戦のスピード感はかなり苦手。中堅で戦うというのも責任重大で、気が重い。

今週は、僕にしては珍しく週4日もお酒を飲んだ。東京で2回、後は帰省して実家で2回。幸い二日酔いはない。

それと、今週は平日にアップした記事が全て「読書日記」というかなりイレギュラーなことをやった。それだけ急ピッチで読んでいたということではあるのだが、このブログの売りとも言えるインドネタが「読書日記」でも1本しかなく、小説の紹介を2本も入れており、振り返ってみて少し情けなくなりました。