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アグラ再訪 [インド]

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19、20日の週末を利用し、アグラに1泊2日の旅行に行ってきた。職場に3ヶ月の短期派遣で来られているWさんを連れ立っての旅だったが、実はこの訪問自体は1年ほど前からの知り合いであるアグラ在住のグプタさんからずっと誘われていたもので、11月第1週に行こうとして列車のチケットが取れず、代わりに12月のこの週末を選び、予定を空けてこの日を待っていた。それにWさんも誘ったものだ。

デリーに住んでいると、アグラはついつい自家用車で行く日帰り旅行で済ませてしまいがちだ。アグラ観光の目玉といえば、①タージ・マハル、②アグラ城、③スィカンドラー廟(アクバル帝の墓所)の順になるが、日帰りだと①②を終えて帰るのが精一杯で、アグラを知るというわけにはなかなかいかない。しかし、ムガール帝国に遣えてアグラに移り住んだのをご先祖とするアガルワル・カースト出身のグプタさんがいらっしゃることで、これに付加価値もかなり付けて相当に中身の濃い1泊2日にすることができた。

アグラ訪問紀は今後も何回かに分けてブログで紹介して行きたいと思うが、先ずは僕らの日程をメモしておく。

【12月19日(土)】
6時30分 自宅出発
7時過ぎ デリー市内ニザムディン駅発タージ・エキスプレスに乗車
10時頃 アグラ市内ラジャ・マンディ駅下車

10時30分頃 アグラ・パブリック・スクール訪問。
*校長先生表敬と訪問記念植樹をやった(下写真)。来週末で今学期終了だが、その前にスポーツイベントをやるそうで、その練習が校庭で行なわれていた。アグラでは老舗の私立学校で、1965年設立。生徒5人から始まったこの学校は、今では5つのキャンパスから成る幼児教育から12年生(高卒に相当)までをカバーする一大学校となっている。
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12時頃 スィカンドラー廟観光(下写真)
*角がらせん状にまっすぐ伸びた鹿の集団を見かけたのには驚いた。
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13時30分頃 ホテルチェックイン(Hotel Clarks Shiraz
*グプタさんがここの従業員一人ひとりをよく知っていて皆がグプタさんに挨拶してくるのには驚いた。このホテルは1962年開業でアグラでは老舗のホテルの1つであるが、グプタさんはこのホテルを会場にして国際会議を何度か主催しており、地元では相当な有名人なのである。しかも、ここのホテルのトラベル・センターの共同経営者であるアガルワルさんは幼なじみだという。

14時頃 昼食
*グプタさんの幼なじみのゴヤルさんが経営するマナ・マンダパム(Mana Mandapam)というコミュニティクラブの敷地内にあるゴヤルさんのご自宅で家庭料理をご馳走になった。ゴヤルさんご家族だけでなく、先述のアグラワルさんも同席。

16時頃 タージ・マハル観光
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《土曜の夕方ともなると観光客が異常に多い》
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《行列ができていてシャー・ジャハーン帝とムンタージ妃の墓所に行くのは諦めた》
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《中庭の眺め》

18時30分 カラクリティ(Kalakriti)でのライブ・ショー鑑賞
*この劇場兼エンポリウムは未だできてそんなに日が経たないらしいが、日本では既に報道されているそうだ。日帰り観光客が多いアグラで、なんとか宿泊する観光客を増やそうということで夜の定期アトラクションとして考え出されたのがこの劇場。題目は「タージ:時を超える美人(Taj - a Timeless Beauty)」カメラ、ビデオ持ち込み厳禁なので写真で紹介できないのが残念ですが、ものすごく良かった。1泊してでも行く価値あると思う。僕らはグプタさんのお陰ですぐに入れてもらえたが、このショーは予約が必要なので、下記URLから予約してお越し下さい。
http://www.sanskritiknatyashala.com/
http://www.kalakritionline.com/
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《カラクリティを紹介しているオーストラリアのTV番組があったので、感じだけ掴んで下さい》

20時30分 アグラ・クラブでの夕食
*これも英植民地時代の名残のようなクラブ施設で、今では地元の名士とその家族の親睦施設となっている。
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《コミュニティにおける高齢者の役割について議論中…》

23時頃 ホテル・バーで最後の一杯
24時頃 就寝

IMGP3926.JPGこの日の番外編として1枚だけ紹介する。カラクリティのショーの前に少しだけ時間ができたので、近くのシネマ・コンプレックスに入っていたマクドナルドでコーヒーを飲んで時間つぶしをした。その後お店を出て路上でグプタさんの車を待っている間、物乞いに付きまとわれながらすぐ近くにあった屋台のスナック売りが美味しそうだったので1枚写真を撮らせてもらった。







【12月20日(日)】
7時頃 起床
10時30分 ホテルをチェックアウト
11時30分頃 グプタ氏とホテルで談笑

13時30分 アグラ城観光(下写真)
*いつ見ても雄大だ。でも、物売りがしつこいのには辟易…。観光地としての魅力をかなり落としめている。
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15時頃 昼食
*ラジャ・マンディ駅近くの「ホテル・アーグマン(Hotel Aagman)」の建物の中に入っているローカルレストラン「チョコ・ジーマン(Chokho Jeeman)」で、ラジャスタン風の「マハラジャ・ターリー」を食べる。Rs.120。地元の人しか知らない名店だと思う。美味しかった。
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16時頃 ラダソワミ(Radhsoami)寺院観光
*アグラ市内ソワミバーグ地区にある。ここもカメラ、携帯持ち込み禁止で、写真が撮れなかったのが残念だが、ラダソワミ教団の建設中の寺院。タージ・マハルのようにラジャスタンから白い大理石を大量に持ち込んで只今建設進行中だが、20年経過しても未だ完成しておらず、さらにこれから100年以上完成までにかかると言われている。タージ・マハルの現代版だなと思いながら見学させてもらった。大理石に刻まれた彫刻は、タージ・マハルを上回るかもしれない。完成したらすごい建造物になるだろう。

17時頃 Respect Age International(RAI)のリソースセンター見学
*これについては、後日改めて紹介する。僕自身の今回のアグラ訪問の最大の目的だったからだ。

18時頃 グプタさんのご自宅で談笑
19時頃 ラジャ・マンディ駅到着。タージ・エキスプレス乗車。
23時頃 デリー市内ニザムディン駅到着

2日間まるまるアグラ滞在に使った感じで、かなり盛り沢山のイベントであった。グプタさんを含め、地元の名士の方々との親交も深めることができ、とても有意義な訪問であった。が、僕はグプタさんの知名度を過小評価していたところがあり、フォーマルなジャケットを持って行かなかったのはちょっと礼を失したかもしれないと反省した。

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《最後はグプタさんからいただいたお土産。定番ですねぇ。》


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