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デジカメでスラムドッグが見たスラム2 [インド]

インドでスラムの子供たちが撮った写真展
9月17日配信 産経新聞
【ニューデリー=田北真樹子】汚れた水、ゴミの山-。見慣れたスラムの風景を、そこに住む子供たちがデジカメに収め、その写真展が16日、ニューデリー郊外のグルガオンで開かれた。子供たちの視線は、彼らの“素顔”とスラムでの暮らしぶりを見事に写しだしている。
 この子供たちは、ニューデリー市西部のスラムで生活する8 ~14歳の40人。インドの「世界青年の船同窓会」(SWYAA-INDIA)が6、7月に開催したワークショップで、デジカメの扱い方や写真の撮り方を学んだばかり。デジカメはキヤノン・インドが提供し、キヤノンでの集中コースで学んだボランティアなどが講師に立った。
 キヤノン・インドがワークショップに協力するのは2回目。地域貢献の方法は企業によってさまざまだが、カメラを使って子供たちの能力を引き出す取り組みを評価する声は多い。
 子供たちは「私の友だち・僕の暮らし」をテーマにシャッターを切った。写された彼らの表情はスラムの住人ということを忘れさせるほど、突き抜けるように明るい。
 写真展の除幕式に出席した堂道秀明駐インド大使は「恵まれていない環境に住んでいながら、写真には暗さがない。子供たちの才能の本質を感じる」と印象を語った。キヤノンの小西謙作社長兼CEOは「写真を撮ることが楽しいという経験をもってもらえることがうれしい」と目を細める。そして「プロにもできない瞬間をとらえている」と写真を絶賛する。
 写真展が開かれたのは大型ショッピングモール。子供たちはモールを見るのも初めてなほどだから、デジカメを手にしたのも、もちろん初めてだった。カイフ・アリ君(13)は「カメラが手の上で壊れるんじゃないかと不安になった。でも今は、撮影したものを世の中に見せることができるのがうれしい」と話す。
 写真展では、取材に訪れたカメラマンにデジカメを向ける子供たちの姿もあった。カメラのファインダーは、子供たちにスラムの外の世界への窓を開けたようだ。

読売新聞の田北記者がしっかり報道して下さっているので多言を要しないだろうが、SWYAA-INDIAのデリーでは2度目となる写真展の紹介である。(よくわからないのは、SWYAA-INDIAとDISHAの使い分け方だ。2週間前にここのスラムを訪問した際、関係者ははっきりと「DISHA」と言っていたのでここはDISHAの事業地だと思うのだが、対邦人向けにはSWYAA-INDIAの方が受けが良いのだろう。)

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16日のオープニング式典にはSWYAA-INDIAのチョープラ会長から誘われていたのだが、仕事が忙しすぎてとても行っている余裕がなく、代わりに19日(土)に行って来た。場所は空港から少しだけ高速道路をグルガオン方面に行ったところにあるアンビエンス・モールの3階にあるキャノンのショールーム。式典が済んでから僅か3日目だったが、結構扱われ方が目立たなかったので少し驚いた。せめて、田北記者の記事ぐらいの内容の解説文くらいは付けておいてもらえると良かったんですけど…。

アンビエンス・モールは高速道路の料金所を出て左前方に見えてくる最初のショッピング・センターだ。グルガオンといってもデリー寄りだったので、今にして思えば式典の当日に行った方が良かったかなと後悔も少し。当日の式典の行なわれ方があまりにもイメージできなかったもので…。
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