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2009活動報告会その2 [地域愛]

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一時帰国中の活動報告の第ニ弾は、僕の生まれ故郷である岐阜県池田町で行なった。「みの池田国際親善を進める会」のお招きで、「インドのくらし、今」という演題で90分のお話をさせていただいた。場所は池田町公民館。僕が中学1、2年の頃はここに校舎があり、公民館の建っている場所には校庭があった。

歯痛の方は相変わらず。加えてどうも末っ子から風邪をうつされたらしくタンが絡んで喉が痛くなってきており、体調としてはかなり良くなかった。歯痛の方は3時間に1回鎮痛剤を飲んで痛みをまぎらわせている状態だ。

週末の午後のひと時、外では少年野球の試合や練習が行なわれていたり、他にもいろいろ行事があったり、ましてや少子化高齢化の波が押し寄せていて町を歩いている人もまばらにしか見かけないという寂しい町で、63人もの参加者にお集まりいただいた。うちの一族郎党が10人ぐらいいて多少の水増しはあるが、僕が三鷹で国際理解講座を企画開催していた頃でも50人の集客確保は至難の業だったことも考えると、ものすごく集まられたという印象である。さすがは地域の結束力。

お話の内容は前日の名古屋での報告会とはガラリと変えた。ただ、「インドについてしゃべれ」と言われてもインドも広うございまして、僕の見たインドは他の人が見たインドとは違うかもしれない。そうやってお茶を濁しつつ、自分が現地での仕事や生活の中で見たり聞いたりしたことから話を組み立て、90分間まるまる使ってお話させていただいた。

午後一でかつ部屋を暗くしてパワポを使うと眠くなる人が多くなるのではと心配もしたが、しゃべりながらフロアを見渡してみても眠られている方はまばらにしかなかった。よく聴いていただけたので嬉しかった。

自分の故郷での報告会だから、当然知っている方も何人もいらっしゃる。というか、僕が知らなくても、向こうが僕を知っているという方は多い。東京に家も購入し、かつ今はインドで駐在員生活を送っている僕にできる故郷へのご恩返しといったらこういう形でしかできないけれど少しでもインドのこと、僕の会社のことを知っていただけたのも嬉しい。

最後の同会副会長さんのお話の中で、「こういう子供を地域で持てたことが幸せ」というようなお言葉をいただいた。子育ての責任がどんどん親と学校に集中するようになる中で、地域で子供を育てるという発想が今も残っているというのを実感できたのも嬉しい。僕などうちの弟達と比べたら放蕩癖のある世界どさ廻りの人生でしかないが、「Sanchai君の話やったら聞きに行こう」と思って下さった方が大勢いらっしゃったというのは、今こうしてブログで記事をしたためながらもついつい涙が湧いてくる。地域の中で育てていただき、しかも故郷を離れて27年も経つのに、それでも覚えて下さっていたのは本当にありがたいことだった。また何かお役に立てることがあればお手伝いをさせて下さい。

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yukikaze

池田町ですか。大学時代にはよく、池田山に登って星空を見ていました。あの付近は自然が残っていていいところですね。

故郷といえるところがあり、そこへ帰ることができて、温かい人情を感じられ、いいことですね。昔はどこでも、地域が子供を育みましたが、今はどんどん地域社会が崩壊しています。また、新しくできた町では地域社会そのものがありません。

地域で子育てをするという意識が強い地域のお話を聞けてよかったです。私の心のどこかで安らぎが感じられました。
by yukikaze (2009-06-15 12:35) 

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