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自民党大勝予想に思う [時事]

小泉純一郎的な丸投げ政権運営は好きではないけれど、悔しいが今週末の衆議院議員選挙は自民党の大勝だろう。なにしろ、族議員の最たる古株議員を造反議員として党から追い出し、新しい人材を続々と投入しているんだから。「自民党」という看板は残しているが、中身は全く新しい政党だと考えざるを得ない。候補者の公募をやってすぐ出番が回ってくるんだから、新陳代謝がすごく激しい。

逆に民主党も含めた野党全党が守旧派に見えてしまうのだから厄介だ。民主党も今回は惨敗だろうから、岡田さんは党首辞任で、次に出てくる党首候補は揃いも揃ってお年寄りだ。小沢、鳩山、菅、横路、考えられる名前がこの程度しか挙がらない。小沢さんや鳩山さんが党首にでもなろうものなら、自民党と民主党とどちらが「自民党」的かわからなくなる。

僕の勤務先を政治家になるといって1998年に退職した人が、議員秘書の下積み生活を送ってようやくこの夏の都議会議員選挙に民主党から立候補できた(でも落選)。その一方で、僕の勤務先でつい最近まで働いていた別の若手職員が、退職してすぐに自民党の公募で合格して、今夏の衆議院解散で即国政選挙で擁立された。この事例を見ても、どちらの方が政治家志望者にとってチャンスが大きいか一目瞭然だろう。

社民党や共産党が批判しているように、自民党も民主党も「小さい政府」を目指している点では大きな違いはない。ただ、自民党の方がアメリカ的な弱者切捨ての弱肉強食社会を指向していて、民主党の方は欧州的な連帯経済―「第三の道」的な市民も参画した社会形成を指向しているという違いくらいはあると思っている。ホリエモンがいい例だ。あれだけビジネスで成功している企業家だったら、アメリカなら巨額の寄付をして利益の社会還元をするだろうが、彼にはそれがない。自民党とは、そういう人物を平気で擁立するような政党なのだ。でも、民主党はその辺りの違いを微妙にぼかして選挙戦を展開してきた。住民に責任分担を求め、社会貢献のために皆が汗をかこうと求めるような考え方が有権者から理解されにくいからなのかどうかはわからない。そこをしっかり強調しなかったから、余計に自民党との違いがよくわからなくなってしまった。そうなるとどちらの方が新鮮に映るか――残念だけれど、それは自民党だ。

郵政民営化に反対だけを唱えている社民党や共産党は、「大きな政府」を指向している旧態依然とした社会主義政党から脱却できていない。政府の債務残高が危機的水準にある中で、「大きな政府」を唱える愚をもっと考えるべきだ。おそらく今回の選挙で両党は壊滅的打撃を受けるだろう。

本当に残念だが、小泉自民党は大勝するだろう。単独過半数も確保するだろう。ポスト小泉は安部晋三しかいないだろうが、いずれにしても靖国神社参拝派だ。対中国、対韓国での関係改善など望むべくもない。

9月8日(木)の歩数:万歩計付けるのを忘れました。
でも今日は仕事の方がバタバタで、ゆっくり歩数を稼ぐ時間もなく、朝8時から夜11時40分まで職場で仕事してました。
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