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『中日ドラゴンズ伝説』 [読書日記]


中日ドラゴンズ伝説 (OAK MOOK 208)

中日ドラゴンズ伝説 (OAK MOOK 208)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2008/04/30
  • メディア: 単行本

昨年ドラゴンズが日本一になった時、多分日本ではいっぱい記念本が発刊されて、世のドラゴンズ・ファンは狂喜したことだろうと思う。その時期に日本にいなかった僕は、勝利の瞬間の映像すら見ていない。ましてや記念本など…。本日紹介するムック本は、アマゾンなどの書評では酷評されているが、僕にとっては故郷に滞在できた限られた時間の中でなんとか入手できた貴重な1冊である。確かに誤植も多いし、現役の中日選手へのインタビューも殆どしておらず、昔の有力選手やコーチへのインタビューで構成されていることはあるが、そこはあんまり責めないで下さい。少なくとも、昭和49年(1974年)のリーグ優勝から今に至るまでのさまざまな出来事について情報整理された有難い本であることには変わりはないと思う。

なにしろ40代を迎えてからめっきり昔の記憶が曖昧になってきている今日この頃である。例えば、あの有名(?)な宇野のヘディング事件があった年(1981年だったんですねぇ)は、星野と小松が先発で勝ちまくって相当に成績が良かったのではないかと思い込んでいたが、58勝65敗7分でリーグ5位だったというのがわかった。人の記憶って当てにならない。
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また、山本昌と今中という両左腕が勝ちまくって各々17勝を挙げたのは誰が監督の時だったのかとちょっと振り返ってみると、1993年の高木監督の時だったのねというのがわかるのである。僕は高木守道氏のボソボソといった解説があまり好きではなくて、監督になっても成功しないだろうと思っていたが、4年間の在任期間中、2位を二度経験しており、思っていたほど悪い成績ではないと認識を新たにした。(もっとも、残りの2年は5位と6位だったが…)

それと、僕にとってはそれなりに嬉しかったのは、外国人選手のその後についてそれなりのフォローをしていることだ。例えば、山本昌&今中が大活躍した1993年シーズン途中から加入したマット・ステアーズ選手は、結局ドラゴンズでは1シーズンしか在籍しなかったが、その後メジャー・リーグで開花し、僕が米国にいた頃はカンザスシティ・ロイヤルズやピッツバーグ・パイレーツでレギュラーをやっていた。試合に出ているのも時々見ている。僕の記憶もそこまでだったが、40歳の現在もトロント・ブルージェイズで活躍中と書かれている。

でも、なんといってもスゴイのは山本昌だろう。確か1984年のドラフト組であり、なんと僕がドラ・ファンをやっている期間の実に2/3以上の期間において現役選手だというのだから…。

こういう本は一家に一冊必携だと勝手に思っているドラ・ファンは僕だけだろうか。
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