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インドの汚職は世界74位 [インド・トリビア]

前回は「インド腐敗レポート」について紹介したが、今回もインドの汚職・腐敗に関するネタである。

前回のレポートでも登場したNGOトランスペアレンシー・インターナショナル(本部ベルリン)は、こうした各国別レポートの他に、「世界腐敗認識指数(Corruption Perception Index, CPI)」というランキングを1995年以来毎年発表している。その2007年版が最近後悔され、その中で、インドは180の国・地域中74位にランクされ、前年より2位後退したという。

近隣諸国では、パキスタンが140位、ネパールは135位と、政治・行政の腐敗の度合いがかなり高い。スリランカは96位、モルディブは90位。民主国家として歩み始めたブータンは41位で、この地域では最も高位につけた。前年はインドとともに72位だった中国は、今年は1歩後退したが、インドより1ランク上の73位。

ロシアは145位と、非常に低い評価に甘んじている。これは、133位のイラン、134位のリビアより下位にあたる。ちなみに。最下位はミャンマーとソマリア。

一方、汚職の少ない上位5カ国は、デンマーク、フィンランド、ニュージーランド、シンガポール、スウェーデン。米国は昨年と同じ20位で、16-19位を占めたドイツ、アイルランド、日本、フランスを下回った。英国は13位、香港は12位。
(出所は「インドチャネル/ビジネスプレミアム」及びHindustan Times)

第一印象は、日本が18位と意外と低いということであり、それを考えたらインドの74位というのは妥当な位置ではないかという気がする。CPIは各国の汚職・腐敗度を客観的に見るのによく使われる指標であり、ランクが上がる下がるで一喜一憂するというのは日本の自治体ランキングが発表される度に各自治体の首長が神経質になるのとよく似ているように思う。とはいえ、ものがものだけに、各国がこのランキングを見て汚職・腐敗撲滅に本気になってくれたらこれほどよいことはない。
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kobakoba

ロシアのプーチンは国策企業とグルになり8兆円の個人資産を作って 世界第一位の富豪になったそうです 表に出ていないだけで 全て裏取引で稼いだ金のようです 今度 ”選んでやった” 首相は弁護士として プーチンを陰から支え 彼も数兆円の個人資産を築いたといいます 知らないロシア人が彼らを選んだのは 無知というしかありませんネ マッ どこの国でもある よくある話ですケド
by kobakoba (2008-07-01 14:09) 

櫻

ご訪問ありがとうございました。
以前、タクシーに乗車した時、運転手が携帯電話でおしゃべりをしていて
交通警察(?)に捕まりました。リアウィンドゥ越しに見ていると
警察官の手に500ルピー札を握らせて何も無かった事にしてもらって
車に戻ってきました。
彼らの理屈によれば、正規の罰金はとても高いので
警察官はワイロで潤いタクシー運転手も罰金を支払うよりは安いので
「ノープロブレム」のようです。
by (2008-07-03 12:17) 

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