ブータンの野菜・果物 [ブータン]
本日のブータンネタは、市場で売られている野菜と農業試験場で研究開発されている果実である。
先ずは野菜。ウォンデュ(Wangdue-Phodang)の中心街で毎朝出ている野菜の市場に立ち寄る機会があったので、どんなものが売られているのか見てみた。
タマネギ、にんにく、生姜、そして唐辛子にバナナ。ナスもあったが日本のものよりは長細い。逆にバナナは日本でお馴染みのものにくらべたらベビーサイズである。トマトは小ぶりである。ウォンデュは海抜が低いのでこのような品揃えなのだと思うが、高地になってこればジャガイモがもっと幅を利かすようになってくるのだろうと思う。ここの市場で印象に残ったのはワラビがかなり売られていたこと。考えてみたら山間地なんだからワラビを食べる習慣があっても不思議はない。
余談であるが、ブータンは松茸でも有名である。産地はブムタン県のウラ(Ura)という町なのだが、10月は季節としてはもう終わりなので見かけることはなかった。松茸の缶詰というのはあった。
次の写真はモンガル県のウェンカル農業試験場を見学させてもらった時の写真である。園芸作物としては柑橘類と柿に力を入れられているとのこと。ここの海抜は1400mぐらいで、柑橘類の栽培には適していないが、そんな中でも栽培できる品種の開発に成功している。ブータンの柑橘類は多くはインドからの輸入であるが、ここの農業試験場で開発された品種が国内に普及していけば、インドからの輸入に頼らなくてもよくなるだろう。
柿もミカンもとても甘くて美味しかったです。その場で採って食べさせていただいた。
ウェンカルの棚田の風景。農業試験場では稲の試験栽培も行なわれていた。
ブータンでは、唐辛子を料理によく使いますね。たしか、こんな料理を覚えて帰りました。大根の輪切りと豚肉とバターを鍋に入れ、大量の唐辛子と水を入れ煮込み、水分が少なくなった時、皿にもりつけて食べる。今でも家で時々作っています。たしか、パーという名前の料理だったと思います。
by toshi (2007-11-11 08:49)