まだら模様

2日はガンジーの誕生日ということで全国的に祭日だったのだが、ママとミッキー、チッチーは、どうしても買わないといけないものがあって、Lajpat Nagarのセントラル・マーケットに買物に出かけた。聞くところによると、インドには大きな祭日が3つあり、ガンジー誕生日というのはそのうちの1つであるが、これらの日には商業施設はおおっぴらにお店を開けて営業することは禁止されており、どうしても買わなければいけない場合は、こっそりと店内に入って暗い中で買物することになるのだそうだ。ママたちは、そんなわけでお忍びの買物となった。

ところで、ルイと一緒に留守番していた僕は、帰って来たチッチーの両手を見て驚いた。ヘナを使って飾り模様を描いてもらっていたのである。控え目とはいえ、50ルピーはするけっこう高価な簡易刺青といったところである。

30分後にこれを水で洗い流すと、あら不思議、ヘナの模様の跡が薄く残る。

そして、これを半日程度放っておくと、この薄いオレンジ色の模様はどんどん濃くなり、こげ茶色の模様になっていくのである。

インドで生活していると、こういう簡易刺青を両手・両腕・両足に施している女性をよく見かける。ごく普通のおしゃれなのだろうと思う。でも、慣れない僕の感覚では、かなりグロテスクな模様にしか映らないのも本音である。本音だからオトナの僕は思っていても口にはしないが、モロに口に出して「気持ちわり～」と晩飯時に言ってしまったミッキーは、ママからすごく怒られたのであった。

コメント 4

人間、シリアスな宗教などの決定的な違いなどによる議論より、ちょっとした好みや趣味の批判が、人間関係を切り裂くことが多いということです。
・・・今日読んだ英語の長文に書いてありました。
by 降龍十八章 (2007-10-05 22:53) 

やはりちぃちゃんはおしゃれですね。
精々そこでしか味わえないことを体験してください。
by ハンディクラフト (2007-10-06 16:16) 

★降龍十八掌さん★
いつもコメントありがとうございます。ほんと、ちょっとした言動が人間関係をぶち壊してしまうというのはよくあることですね。私もただ今経験中です。

★ハンディクラフトさん★
コメントありがとうございます。自分の大切な体にわざわざ加工を施すようなことはあまり許せない人間ですので、ヘナの簡易刺青もそうですが、茶髪というのを娘がやることには非常に抵抗があります。
by Sanchai (2007-10-07 00:14) 

同感です！
身体髪膚、父母に受く。っていいますから。私もピアスには大反対です。
by 降龍十八章 (2007-10-07 20:53)