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48年ぶり首位浮上 [LSU]

インド在住ながら、珍しく米国のスポーツの話題をアップさせていただきます。←珍しくレトロ調ジャージで臨んだゲーム

ルイジアナ南部クラウリー在住で、昔僕がお世話になったカウエン御夫妻はさぞお喜びであろう。

1日に発表された全米カレッジフットボールのAP最新ランキングで、ルイジアナ州立大学(LSU)は南カリフォルニア大学(USC)を抜き、とうとう1位に立った。レギュラーシーズン中の1位というのは記憶にないなと思って調べてみたところ、なんと1959年以来だという。QBビリー・キャノンがLSU史上未だに1人しかいないハイズマン・トロフィー(全米最優秀選手)受賞者になった年だ。

多分にUSCのもたつきによるところが大きい。USCは先週末のゲームでランク外のワシントン大学を相手に大苦戦を強いられ、僅か1FG差で辛勝した。一方で、ニューオリンズのルイジアナ・スーパードームで行なわれたテューレイン大学との伝統の一戦で、LSUは序盤はリードも許したものの、後半一気に突き放して34-9と圧勝した。これで両校の戦力評価が逆転したようである。

新世紀を迎えてからのカレッジフットボールでのレギュラーシーズン1位は、マイアミ大学、オハイオ州立大学、USC等が独占してきた。特に、2003年以降はUSCが席巻してきたといってよい。2002年以降、USCはハイズマン・トロフィーの受賞者を3人も輩出してきた。それに比べればLSUはむしろ新興勢力に近い。2000年にニック・セーバンがヘッドコーチ(HC)に就任して以来、長かった低迷期を脱して徐々に戦績を改善してきた。2003年のシーズンは、ボウルゲーム後の最終ランキングでUSCと1位を分け合うところまでランクアップを果たした。2005年シーズンから指揮はレス・マイルズHCに交代したが、引き続きランク上位に定着してきたのである。

今シーズンは、プレシーズン・ランキングからUSCに次いで第2位に評価され、ここまで5勝0敗と順調に勝ち星を積み重ねてきた。トータル・ディフェンス部門で全米第2位という強力な守備陣を武器に、ランク内のチームの挑戦も既に2校危なげなく退けている。ランキングがどう決まるかといえば、対戦相手の戦績にも左右されるが、USCの所属するPAC-10リーグに比べてLSUの所属するSECリーグは強豪が多く、しかも戦績も良いので、その点も評価に加味されたものと思われる。

これからはいよいよランク上位のフロリダ大学、ケンタッキー大学との連戦になる。今シーズンの4年生は僕が2003年まで米国に駐在していた頃にカレッジ・リクルートで名前をよく見かけたハイスクールの有望選手の最後の世代となる。QBのマット・フリンは、昨年までジャマーカス・ラッセルの陰に隠れていたが、ラッセルが3年次終了時点でNFLドラフトを志願して全体の1位指名でプロに進んだため、晴れて4年生で主戦QBに昇格した。リクルートの時点ではラッセルに勝るとも劣らぬ評価を受けていたにも関わらず、その能力を発揮するチャンスがなかなか与えられなかった。それを腐らずにここまでやってきた。それだけにフリンを応援したいと思う。


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Sanchai

10月6日にフロリダ大学との一戦、第3Q終了時点で14-24とリードを許し、もうダメかと思っていたら第4Qに2TDを挙げて28-24の逆転勝利を収めました。前半が不調でも後半に逆転できる集中力・爆発力が今年のLSUの強いところでしょう。

ランク2位のUSCはスタンフォード大学に土壇場で逆転負け、次週のLSUの対戦相手であるケンタッキー大学も南カロライナ大学に大敗して土が付きました。今週もLSUの1位は安泰です。ホッとしました。
by Sanchai (2007-10-07 21:39) 

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