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小学校の朗読ボランティア③ [地域愛]

今日は本当に久し振りに近所の小学校で本の読み聞かせのボランティアをやった。対象はミッキーの通う4年生のクラス、持ち時間は朝8時25分からの約10分間である。

ミッキーのクラスで朗読をやるのは彼が2年生の時以来である。1年生の時に2回、2年生の時に2回ボランティアをやったが、昨年度は仕事の上で全く余裕がなく、泣く泣くボランティアを諦めた。うちは子供が3人いて、私立に通わせるような経済的余裕はないから、近所の公立の学校に通わせ、その分親として僕達が学校の活動のお手伝いをしていきたいと僕は考えていたが、前の職場はそういう活動を仕事の片手間にやるのを許してくれず、諦めるしかなかったのである。その職場のラインの仕事から離れたことにより、海外赴任する前に自分なりの恩返しを小学校に対してはしておこうと考え、急遽引き受けることになった。

題材は、2年生の時からいずれは使おうと考えていた岐阜県の民話「夜叉ヶ池」である。当時のブログでは、もう子供達は話を聞いてイメージを頭の中で作ることができるので、絵本じゃなく純粋に読み物であってもいいのではないかという感想を書いていた。だから、これまでと違って題材選びに躊躇はなく、ボランティアを引き受けた時点で「夜叉ヶ池」を選択した。

「夜叉ヶ池」は、僕の故郷に伝わる伝承で、僕達が小学生の頃には誰かしらに話を聞かせてもらったことがあるし、僕の父の代でも聞かされたという有名な民話である。今でも7月8月になると安八郡神戸町ではお祭りや儀式が行われている。何で岐阜県なのと言われそうであるが、少々エゴイスティックなことを言わせてもらうとすれば、「夜叉ヶ池」を扱うことで、誰あろうミッキー自身に父が生まれ育った町がどういうところなのか、少しでも知ってくれればと思ったのである。

2年生の頃の記憶では、落ち着きがなく、聞く姿勢が全くできていない子供がかなりいたのが印象に残っている。朗読していても横から口出しして話の腰を折る子が何人かいた。でも、今回は、4年生になって父兄による読み聞かせが再開されて未だ2回目ということで先生も生徒も緊張感があり、誰一人私語を挟むことなく静かに話を聞いてくれた。最初に2分ほど背景の説明をした上で朗読に入った。元々5頁ほどの作品だったので、持ち時間10分ジャストでお話を終えることができた。

こうして真剣に聞いてくれた子供達に申し訳ないのは、僕は前夜に相当に酒を飲み、かなりフラフラになって午前1時30分過ぎに帰宅したことである。朝は二日酔いで気持ち悪い状態で朗読に臨んだ。それ以上に申し訳ないのは、前夜がこんな調子だったから事前のシミュレーションが十分じゃなかった。月曜日に一度音読をやってみただけで今朝を迎えた。子供達に真剣に向かう親の取るべき行動ではないなと苦笑いだ。


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babal1189

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by babal1189 (2007-06-14 19:34) 

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