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駅前街宣の費用対効果 [地域愛]

統一地方選挙は今日未明に大勢が判明した。

その市政に対して大きな不満もない場合は現職でいいかと考えて投票した現職市長は当選した。

自分達の近所の問題で働いてくれていたとは言いがたい、僕の近所を地盤とする現職市議は、地元での知名度もあって当選し、彼よりも僕達の世代の代表として動いてくれることを期待して妻とともに投票した別の現職市議は落選した。

また、当選した新市議の顔ぶれを見ていると、早くから駅前に立って街頭演説やビラ配りを始めていた候補者が上位で当選しているのが印象的だった。特に民主党や市民政党の支援を受けている候補者や無所属の候補者がかなり当選している。都心に通勤するサラリーマン世代を狙った活動は奏功したわけだ。

毎回選挙となると有休を取って出馬してくる若手のU候補者は、「草の根男」と大きく書かれたタスキをかけて街頭ビラ配りをずっとやってきており、R25等で取材されたりしたこともあったようで、よく勉強もしているのを評価していた。その努力を買って投票しようかと一時は考えたこともあったのだが、選挙公報に書かれた公約がつまらん小さなことだったので結局一票を投じなかった。でもかなり上位の得票数で当選した。

駅前に220日立ち続けたと自慢げに書いていた民主党のI候補も上位で当選した。環境にやさしい政党であるべき民主党の候補者がゴミになるようなビラをわざわざ配っているというその姿に鼻白むものを感じて僕はビラを1枚も受け取らなかったのだが、立っているだけで当選するんだから安いものである。

結局のところ、地域社会への貢献ではなく、街頭での知名度で決まってしまう市議会議員選挙って何なの?支持した候補が落選してしまうと負け犬の遠吠えにしか聞こえないかもしれないが、考えさせられる結果だったと思う。

僕の市政への期待は子供達が小学校に安心して通学できる道路の整備にあり、そのためには頑としてわずか20mほどの道路用地を譲って下さらない地主を説得してくれる政治家が必要だと思っていた。駅前での知名度だけで当選したような人々にはそんな期待はできないだろうし、それをやってくれなかった自民党の現職市議のS氏にそれを期待するのも難しい。元々S氏はその地主や地域に日中もいるお年寄りの支持を受けて当選しているのだから、そもそも地主に盾つくことなどできないだろう。何だか、地域における世代間のニーズの違いが浮き彫りになり、僕達はまだマイノリティなのかなと思って寂しくなった。


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