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社会保険実務入門 [読書日記]

図解 社会保険事務ができる本

図解 社会保険事務ができる本

  • 作者: 土屋 彰
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2003/04/26
  • メディア: 単行本

内容(「BOOK」データベースより)
本書では企業が加入している四つの社会保険制度―健康保険、厚生年金保険(国民年金)、労災保険、雇用保険―のしくみをまずわかりやすく解説し、四つの社会保険制度を横断的にとらえて、労働者の入社、退社、転勤など、定例的な届出事務、保険料の徴収事務に加え、七つの保険事故と保険給付、判断業務と手続事務のポイントを織りまぜて説明している。

このブログを読んでいると、僕が少子高齢化に強い関心を持っているのはおわかりになれるのではないかと思う。しかも、日本の社会保障制度は財政的に維持が困難になってくるので、高齢者が長く働き続けたり、地域の公共活動へ参加したり、人生の選択肢を豊富にして生きがいを長く保持してもらう工夫の仕方に興味を持っている。財政面での持続可能性の欠如はいわば与件だからというので、そこの部分での議論をあえて避けてきたところがある。ところが、本気でこのテーマに取り組んでいくのであれば、年金や健康保険、介護保険等の制度への理解は避けて通れないとも感じていた。
 
例えば、「社会保険(Social Insurance)」「健康保険(Health Insurance)」「年金保険(Pension Insurance)」などの言葉の定義を改めて聞かれると、ちゃんと説明できなかったりする。また、僕自身の給与明細を見ると、「健康保険料」「介護保険料」「年金保険料」「厚生年金基金」「雇用保険料」等の控除項目が挙げられているが、なぜ各々がこの金額になっているのか、「年金保険料」と「厚生年金基金」の違いが何か等、改めて聞かれるとちゃんと説明できないだろう。保険料の算出には、基準額が何で保険料率が何であるかがわからないといけないが、基準額が「標準報酬月額」らしいが、なぜ標準報酬月額が僕の支給額合計よりも多いのか、基準額が大きいということは、僕は取られ過ぎているのではないか等の疑問も湧いてくる。ついでに言うと、僕のような正規雇用の場合はしっかり取られている社会保険料だが、役員秘書やうちの庶務担当など、人材派遣会社からの斡旋で派遣されているようなスタッフの場合は、社会保険料はどのように徴収されているのだろうか。
 
社会保険事務について書かれている解説本は世の中沢山あるのだろうが、その中で何となく手に取ったのがこの1冊である。先に挙げたような疑問に対して、一通りの説明がなされている。勿論僕自身が実務をやっているわけではないのであくまで参考情報に過ぎないのだが、自分の給与明細についてふとした疑問が生じたりした際に、ちょいと調べてみるには丁度よい本だと思う。

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