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垣間見た子供の成長 [家族]

10月2日(日)、長男と長女を連れ出して日比谷公園で開催されていた『グローバルフェスタJAPAN2005』に出かけてきた。

最寄り駅である三鷹から中央線に乗ると、休日ダイヤだからかなり混んでいて空いている席が見つからなかった。たまたま次の吉祥寺で目の前の乗客が降りたので席が1つ空いた。6歳の長女を先ず座らせた。その後荻窪駅でスポーツ紙を抱えたお年寄りが乗り込んできた。その方、持っている新聞から想像するに新宿のWINDS辺りに行ってスプリンターズステークスの馬券でも買うつもりだったのだろう。ただ、列車にゆられて立っているのもつらかったらしく、立っている客が押し合い圧し合いしている車内で、僕達が立っている近くまで強引に移動してきた。せめて手すりにはつかまりたかったのだろう。

それを見たうちの娘は、そのお年寄に席を譲ろうとして話しかけた。

大丈夫だよありがとうと言われて結局譲るところまではいかなかったけれども、誰にも言われることなく、自分から席を譲ろうとしたことに僕はとても感動した。僕が子供たちを連れて電車で外出する時、困っていそうな人を見かけたら必ず一声かけるよう心がけてきた。それが子供たちの行動にも成果として表れるようになってきた。当たり前のことだけれども、そういうことが普通にできる大人は電車に乗っていて見かけることが意外と少ない。でも、うちの子供たちはもう大丈夫だろう。

長男にいたっては、席が空いていてもなかなか座ろうとしない頑固者だけれど、それは他に困っている人がいるかもしれないという彼なりの心配りだろうと思う。

相変わらずすぐ怒るし、嫌なことはなかなかやらないし、兄妹喧嘩はしょっちゅうやっているし、そこらへんは巷の子供たちと殆ど変わらないが、困った人に心を配れるところは本当にできた子供たちだ。

今日、もう1つの「仕掛け」として、三鷹駅前で赤い羽根共同募金をやっていたおばさん達の募金箱に、兄妹それぞれに少しだけ硬貨を渡して募金をさせた。これで2度目である。以前、FC2に作っているもう少し堅めの内容のブログで途上国の交通事故の話やハリケーン・カトリーナの被災者の話を書いたりしたことがあるが、翻ってみて日本国内でも困っている人は沢山いるのが現状だ。ほんの少しでも募金に協力することで、困っている人に少しだけ協力できるということを子供たちにはわかってほしいと期待している。下手したらすぐにビデオゲームのソフトやシールブックにお金が消えていく今の子供たちに、自分のお小遣いの中から10円でも20円でも50円でも世の中の困っている人に使って欲しいと言えるようになってもらえないかなと密かに期待している。


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