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新聞記事の疑問(1) [仕事が好き]

6月6日付日本経済新聞の夕刊3頁に、次の記事が掲載された。

***************************************************************************    スーダンで油田権益獲得――福祉機器のSIG

福祉機器開発のシステムス・インターナショナル・グループ(SIG、東京・文京、平泉義太郎社長)は6日、スーダン政府から同国内の鉱区の石油開発、採掘権を取得したことを明らかにした。SIGに地下資源開発の経験はなく、欧米の投資家から開発資金を集めるほか、商社や石油会社などに開発への参加を呼びかける方針だ。

SIGはスーダンで医療支援活動をしている非政府組織(NGO)のリライアンス(東京・台東、西田育生理事長)が母体となって今年4月に設立された。社員は10人程度で車いす昇降機などの開発を手がける。                                                     ***************************************************************************

途上国の開発という業界に身をおく者としては非常にお恥ずかしい話ながら、この記事、何度読んでもよく理解できなかった。疑問点を整理すると次の4つに集約されるだろうか。

  1. SIGのような地下資源開発の実績を持たず、福祉機器開発を行なってきた会社に、なぜスーダン政府は石油開発、採掘権を与えたのか?
  2. 資金調達はこれからということだが、通常この種の入札の場合は、資金調達の目処を立てて採掘会社とジョイントベンチャーを先に形成してから応札するものだと思うが、なぜSIGは単独で落札して後から資金調達やパートナー企業探しを始めたのか。順番が逆ではないか?
  3. NGOに近いような企業がなぜ石油開発に進出したのか?
  4. このリライアンスというNGOは、なぜスーダンを支援対象国として選んだのか?

誰か知っていたら教えて下さい。


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