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子育てに地域通貨を応用・・・ [地域愛]

我が家では、長男が小学校2年生に進級するのを契機に、こづかいを月極めで渡して予算管理をやらせるかどうかを妻と議論した。小学生とはいえ未だそれほど貨幣経済に巻き込まれているわけでもない今の長男に予算管理をやらせても、駅前のイトーヨーカドーに買い物に出かけるときぐらいしか支出の機会がない。また、月極めで渡し続けると月いくらに設定するとしてもそれはその月の彼の使う権利だと勝手に解釈されてどんどん使われるだけで、誕生月ともなれば別に高価なプレゼント購入を求められるのではこちらもたまらない。

それに、長男もそろそろお母さんの家事の手伝いをするべき年齢だ。食事の支度やお風呂の掃除を全て親がやって、子供は平然とテレビの前に寝転び、呼ばれるまで席にも付かず、服も脱ぎ始めないのでは親がたまらない。

年初来いろいろ考えてきた結果、以上を両立させるために、ポイントカード制を導入することにした。親のお手伝いをきちんとして、それを親が評価すれば内容により1~5ポイントを彼の手帳に付ける。1ポイント=10円でカウントして、10ポイント貯まったら100円の現金と交換する権利が発生する。買い物のついでにオモチャ売り場で「ムシキング」のバトルでもやりたければ貯まったポイントから引き出して使うことができる。また、もう少し貯めて500ポイントにでもすれば、大きなプレゼントを買ってもらう時の自己資金分として充当することができる。地域通貨の応用技だ。こうすることによって、お手伝いに臨む長男の姿勢には少しだけ変化が見られるようになった。

子供のボランティアの醸成をカネでスポイルしているのではないかと言われると返す言葉もないが、子供が3人もいると理想論ばかり言ってはいられない。こうすることで親も子供も少しだけ幸せになれて、コミュニケーションが少しだけ円滑になるのなら、それでもいいじゃないかと思う。

連休中ということもあり、今のところ、うちの子供は10ポイント貯まったら使うことを先ず考えている様子である。連休が明けて学校と塾と公文学習室と家の往復生活に戻れば、ポイントも自ずと貯まってくるし、そうなってきた時に子供にどのような変化が生まれるのか、いま少し見守る必要がある。ある程度貯まったからというのでお手伝いをやらなくなるか、或いはもう少し貯めたらもっと大きなオモチャが買えるという目標がはっきりしてきて俄然やる気を見せるのか、どちらに転ぶのか楽しみだ。


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