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フォトリーディング短期集中講座 [自己啓発]

GWの前半の3連休、「フォトリーディング」という一種の速読の短期集中講座を受講した。

フォトリーディングは、その名の通り、本の各ページを写真撮影するかのごとくイメージを脳の深層に取り込み、その中から自分が欲している情報を拾ってきて分析して答えを導き出す手法で、左脳と右脳を合わせた脳全体の機能を最大限活用することが鍵となると僕は理解している。

2001年夏に米国のFMラジオ放送でその存在を知り、あまりのスピードに驚愕してなんとか身に付けられないかなと思っていた。当時は、仕事上英語の文書がスラスラ読めるようになりたいという期待があった。でも、このフォトリーディングの手法を考案したポール・シーリィの著書を読んでも、どうやってやったらよいのかあまりよく理解できなかった。一時帰国した折に彼の著書の邦訳『あなたもいままでの10倍速く本が読める』も読んでみたが、やっぱりよく理解できない。結局、何も学べないままに本帰国し、今やっているような研究職に就いたのだが、職種が職種だけに情報収集と分析が普段の仕事になり、その上に組織文書が毎日回覧で回ってくるし、メールの数もかなり多い。自分がいざ執筆するという段階になるととにかく他のことまでなかなか手が回らず、メールに返事がすぐにできない、書類がどんどん机の上に積み上がっていくという悪循環に陥った。

これではいけないと気は焦るものの、毎晩終電近くまで残業してそれでも電車の中で読める資料を持ち帰り、週末も何かしらの読み物を持ち帰る、そして、結局読了できずに月曜日の朝は特に自己嫌悪の中出勤する―――そんな生活の繰り返しになった。だから、今年の年明け、自分の執筆分担分にある程度の目途が立ったところで、そろそろ現状打破のために何かをやりたいと考え、再びフォトリーディング習得に挑戦してみようと思い立ったのである。

講座自体は速読のテクニックというよりも、いかにして脳を活性化して潜在的機能を働かせるようにするのかが中心だった。普段使わない機能を使っているために、講座も続けていると頭が熱くなってきたり、なんだかやれそうな自信が湧いてきたり、自分の体と気持ちの中に変化が起きてきているのではないかというのが何となく実感できる。講座を受けた翌日の通勤途中、普段何の気なしに歩いていて存在すら認知していなかった看板や道路標識がやたらと目に飛び込んできたり、前を向いて歩きながら自分の両側の風景の移り変わりを感じたり、視野が拡がったような感覚がある。

それ以上に驚きだったのは、受講していた殆どの方の猛烈な自己変革への意識である。成功への執念ということもできるかもしれない。ビジネスで成功しよう、お金を儲けて世界一周旅行に行こう、政治家になろう、などといった非常に強い将来設計と信念を持っておられた。それらに触発されたわけではないが、僕は仕事上の書類のリーディング速度を上げて仕事の処理能力を強化し、それによって勤務時間を短縮して持ち帰り残業をなくし、浮いた時間を家族と過ごしたり仕事とは全く異なるジャンルの読書に充てたり、地域社会の自分なりの貢献の時間に充てたりして、人間としての「幅」を拡げられたらとは思っている。このままでは仕事のことしかわからない、仕事のことも一部分しかわからないつまらない人間になってしまいそうな気がするから・・・

3日間集中講座を受けたからといってすぐにフォトリーディングがスラスラできるようになるわけではない。インストラクターによればこれから3週間継続することが大切なんだとか。まあ、仕事上読む文献には事欠かないわけだし、なんとか続けていければと思う。

今日はGW後半の連休初日―――最初にやったことは、家の掃除。そしてフォトリーディング用の机を確保することだった。

関連URL http://www.photoreading-japan.com/


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CAN(http://blog.livedoor.jp/chemconsulting)

こんにちわ。フォトリーディングにてトラックバックさせていただきました。
by CAN(http://blog.livedoor.jp/chemconsulting) (2005-09-30 15:09) 

CAN(http://blog.livedoor.jp/chemconsulting)

誤動作でトラックバックが2個も入ってしまって失礼しました。
by CAN(http://blog.livedoor.jp/chemconsulting) (2005-09-30 15:11) 

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