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『横道世之介』 [吉田修一]

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
今年も皆様にとって実り多き1年となりますよう心からお祈り申し上げます。

横道世之介

横道世之介

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2009/09/16
  • メディア: 単行本
内容紹介
楽しい。涙があふれる。本年最高の傑作感動長編!「王様のブランチ」「朝日新聞」ほか多数メディアで激賞。
横道世之介。
長崎の港町生まれ。その由来は『好色一代男』と思い切ってはみたものの、限りなく埼玉な東京に住む上京したての18歳。嫌みのない図々しさが人を呼び、呼ばれた人の頼みは断れないお人好し。とりたててなんにもないけれど、なんだかいろいろあったような気がしている「ザ・大学生」。どこにでもいそうで、でもサンバを踊るからなかなかいないかもしれない。なんだか、いい奴。
――世之介が呼び覚ます、愛しい日々の、記憶のかけら。名手・吉田修一が放つ、究極の青春小説!

評判になっていた長編小説だし、これを読んで終盤泣いたという人も何人かいらっしゃることでしょう。確かに、一気に読めるくらい面白かったし、これに近い大学生活最初の1年は僕も過ごした経験があるため、共感を覚えるシーンは幾つかある。

ただ、それがためにあまり世之介のキャラクターにはあまり惹かれなかった。スミマセン。こんなこと書いて。でも、どこにでもいそうで、なんだかイイ奴なんてキャラは結構沢山いるし、それが何で皆の記憶にこれほど残るのかが理解しづらかった。駅でプラットフォームから転落した人を助けようとして自分が列車に撥ねられてしまうという顛末はあったにせよ…。

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