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「微笑みの国」からこんにちは [ブータン]

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1週間のご無沙汰でした。無事にブータン王国に到着しました。

先週金曜日までは東京で普通に会社に通勤し、週末で必要な物資の追加調達やら、やり残していた家族関係のイベントやらを片付け、一気に荷造りしました。

日曜深夜の羽田空港発のフライトに乗り込み、経由地バンコクで乗り換えて、月曜10時過ぎにはパロ国際空港に着陸します。そこから首都ティンプーの勤務先に直行、あとは怒涛の5日間でした。

実は土曜日の今日も早朝から行事があり、それが終わったところでようやく一息つけました。ブログの更新頻度の低さからもご想像の通りで、3月、4月はとても慌ただしく、ゆっくりできたのは体調を崩して家でぐでっていた今月最初の週末ぐらいでした。たとえ数時間とはいえ、久しぶりにゆっくりできたなと思います。

首都ティンプーは海抜が2300~2400メートルあり、到着してから最初の数日は、空気の薄さを嫌でも感じさせられます。過去にそれを二度経験した身としては、高地馴化は相当心配していました。

初日はそれほど感じなかったのですが、2日目の朝、朝食後にホテルの階段を昇るところでひどい動悸と息切れを感じ、職場までの徒歩は意識的にゆっくり歩きました。

動悸・息切れは比較的軽く治まったのですが、3日目からは軽い頭痛が続きました。これは睡眠不足もあったかもしれません。トータルの睡眠時間は東京にいた頃よりも2時間ぐらい多かったのですが、夜は断続的に目が覚めるため、横になっている時間が長い割にはあまり疲れがとれた感じがしません。

夜悩まされるのは野良犬の吠える声です。日中は市内のそこら中で臥せって寝ている彼らは、夜になると群れをなして市内を闊歩し、縄張り争いを繰り広げます。その激しいバトルの様子が窺えるような激しい吠え方をされると、そのたびに目が覚めてしまいます。今朝わけあって市内を車で走りましたが、そこら中に犬が寝てました。その数たるや・・・。元禄時代の江戸の町も、こんな感じだったのかなと想像したりして・・・。

頭痛に悩まされたもう1つの理由は激しいのどの渇きです。特に最初の3日間ほどは、眠っていてものどの激しい渇きとともに目が覚め、ペットボトルの水を飲みました。今はとても空気が乾燥しているので、水分補給を怠ると、簡単に脱水症状になります。それに気付いてからは、意識的に水分を多めに取るようにしています。訪問先でお茶をふるまわれたら、ありがたく頂戴しました。

そうして、金曜日になってようやく早歩きしても息切れすることは少なくなり、頭痛も治まってきました。金曜夜は職場のスタッフの方々に歓迎会を開いていただき、自家製の醸造酒「アラ」や、ブータン製のビール、ワイン、ウイスキーなどを振る舞われました。出されたお酒はすべて飲みました。高地では酒のまわりが早いと言われますが、あれだけ飲んで平気だったから、もう高地馴化も終了でしょうか。

また、高地だからというのもあるのでしょうか、この1週間、なかなか頭が働かず、考えごとをするのが億劫で仕方ありませんでした。1日働くと夕方には完全に集中力が切れる感じで、ホテルに戻ってもなかなか別の作業にあたる気持ちにもなれず、それがなんとなくだらっと眠りに落ちるというパターンにつながっていました。

それもある程度は解消されてきたので、これからは少しずつでもオフタイムでの発信もしていきたいと思っています。

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これまで、主に読書日記として運用してきました「サンチャイ☆ブログ」は、これからはブータンで見たり聞いたりしたものをご紹介するブログとして運用していきたいと思います。

僕の当地での活動はミクシィやフェースブックで記録することとして、広く一般読者を想定したブログでは、仕事とは関係しない当地の事物の紹介を心がけていきます。

今後もよろしくお願いします。


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カオリ

やっぱり2700mの地に体が慣れるにはしばらくかかるのですね。
ブータンのおかずは唐辛子と以前、雑誌で見ましたが、いかがですか?
by カオリ (2016-05-17 21:48) 

Sanchai

辛いです。見た目が辛そうじゃない料理でも、唐辛子を見分けないと、口に入れてガリッと噛んだ瞬間、猛烈に後悔することがあります(笑)。でも、全ての味付けがそうだというわけでもないので、十分楽しめます。
by Sanchai (2016-05-18 08:38) 

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