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ドクター・センテナリアン? [インド・トリビア]

あれ?AFP電は99歳の誕生日、産経は100歳の誕生日を迎えたと書いているぞ!一体どっちなんだ?意外と自称年齢はあてにならなかったりして…。

いずれにしても凄いことである。でも、どんな博士論文を書かれるのだろうか。そしてPC使って書かれるのだろうか。ちゃんと指導教官の指導を素直に受けるのだろうか。客観的なエビデンスを揃えることなく、自説を展開しまくって、試問官の質問やコメントにも「それはとても素晴らしい質問だ」と一言賛辞を述べた後はまた自説展開して口頭試問は終るのではないかという気がする。論文の査読も、意外とスルーしてしまうのではないだろうか。まあ、それを認めて博士号を与えてしまうカルチャーもインドにはあるような気がするが。

どうせだったら、書かれた博論はいずれ公開して欲しいものである。

最近、西ベンガル州シャンティニケタンのビシュバ・バラティ大学日本学科で教えておられるG先生が、カルカッタ大学で博士号を取得したそうで、お祝いのメールを送った。普段のお姿からするとPh.Dなんて想像もつかないが、これまでの蓄積もあって博士課程在籍1年で取得に目処が立ったのだそうだ。G先生、おめでとうございます!決して、インドでPh.D取得することが楽勝だと言ってるつもりではありません。

こういう人の話を耳にすると、只今休学中の自分としては後ろめたさも感じる。仕事が多忙な上に込み入ったトラブルがあって集中できないからというのが4月から大学院を休学した理由だが、日本に帰ってきた今は、他の研究プロジェクトに追われていて自分自身の研究テーマを顧みる余裕がないのが悩ましい。インドを題材にしたいのに、関わっているのがアフリカや東南アジアだというのだから…。二方面作戦でも結構しんどいのに、三方面で展開するのはかなり難しい。その傾向はこのブログで取り上げているシリアスネタの傾向からもご想像いただけるのではないかと思う。

日本の大学院は学費もばかにならない。家庭の財政に対するリスクも想定される今の状況では、すぐ復学というのもどうかなという気がする。こういうのってタイミングも大事だろう。時宜を逸したらすぐに挽回するのは難しいかもしれないなというのを漠然と感じているところだ。

99歳だか100歳だかどちらかわからないにせよ、それくらいの超高齢の方が「時は今」とばかりにこれから博士課程に入られるというのはそういう意味では力づけられるものもある。そんな高齢になるまで生きるつもりはさらさらないが、自分が見たり聞いたりしてきたものを総括する時は必ず来ると信じたい。


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