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寒い! [インド・トリビア]

インド北部にヒマラヤから寒波、33人凍死
1月4日配信 読売新聞
【ニューデリー=新居益】インド北部で年明け以降、平年を5~10度下回る寒波が押し寄せ、PTI通信によると、最低気温が7度まで下がった北部ウッタルプラデシュ州では、防寒用具のない貧困層ら少なくとも33人が凍死した。
 ヒマラヤ山脈ふもとから平野部に冷たい風が吹き下ろしている。
今から11年前(1998年)の今の時期、僕はネパールで働いていた。ちょうどこの時期、バングラデシュで凍死者が出たという報道があった。普段読んでいた新聞で、バングラデシュの日中の最高気温が24度まで上がる予報を見ていた僕は、最高気温がそれだけあるのに、何で「凍死」などになるのか怪訝に思った。

上の読売新聞の報道を見て、僕と同じように感じた人もいるかもしれない。最低気温が7度もあって、どうやったら「凍死」するのかと。日本は既に氷点下の日もあるし、最近AFPで報じられていた北京の最低気温はマイナス15度まで下がっている。これなら「凍死」もあるかもしれない。

しかし―――寒い。
冗談抜きで―――寒い。
死ぬほどに―――寒い。

感じ方が違うのである。僕達が住んでいる家はセメントの壁に大理石のフローリングだから、とにかく底冷えする。でも、こうした家を冷やすのは外気であり、そうした中で路上生活をしている人や茅葺で取りあえず壁にしておきましたといった感じのUP州のダリットの民家なんかを見てしまうと、これは絶対きついだろうと想像する。

そんな中でわざわざ来てくれた家族のお土産で、これは嬉しかったというのが次の逸品―――。



背に腹変えられないから、とうとう僕も股引のお世話になった。ヒートテック恐るべし。4日からの出勤にはいて臨んだが、この日中の最高気温が14度にしか上がらなかったこの日に足が冷えなかったのだから驚いた。快適なオフィス生活だ。但し、皆は「寒い」「寒い」を連発していた。かく言う僕も、日中ジャケットを脱げなかったのだから確かに寒かった。それでも足が冷えなかったのだから、相当な効果だ。

パリ在住の最近知り合いになった方から、「インドは暖かくていいですね、パリは極寒です」と言われた。残念ながらそれは違います。パリの場合は外が寒くても中は暖房が入っているでしょう。こちらのオフィスは、A/Cとは冷房のことで、暖房は基本的に完備されていない。民家も、温風ヒーターで暖房入れるしか術がない。だから、気温が氷点下じゃないからといって寒くないわけではないのだ。
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