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『Paa』(お父さん) [インド]

Paa.jpg半日予定に空きができたので、12月第1週末に公開された映画『Paa』を見てきた。「お父さん」というような意味だ。主演はアビシェイク・バッチャンとヴィディヤ・バラン、それに2人の間に生まれた子供で遺伝子異常で「早老症(Progeria)」を持つ13歳の「オーロ」を演じているのがアビシェイクの実父アミターブ・バッチャンである。父子が共演するのは今回が7作目らしい。その前に映画館で見た『Delhi-6』もそうだった。

職場の同僚から、劇場公開前から子供達の間でオーロのダンスが流行っていると聞き、ちょっと興味があったので、今週公開だった『Rocket Singh』ではなくこちらを選んだ。オーロのダンスはあったものの、ボリウッド映画でよくある歌とダンスのシーンは一切なく、シンプルにストーリーで魅せる作品だった。(アビシェイクもアミターブ・バッチャンもダンスはあまり得意じゃなさそうだから…)

正直なところ僕はバッチャン父子がアイシュワリアも含めてファミリーでボリウッドに君臨しているのが今一つ好きではなく、あまり見たいと思う作品がなかったのだが、『Delhi-6』にしても『Paa』にしても、最近の作品は結構おススメのものが多いように思う。『Paa』は主人公のオーロが早老症であるから結末は言わずもがななのだが、留学先での恋の挙句に1人で赤ちゃんを生む決心をしたヴィディヤと、政治家志望で彼女の妊娠を受け入れられなかったアモル(アビシェイク)が13年の歳月を経て最後に一緒になるという美しい終わり方だった。ストーリーはとてもわかりやすく、ヒンディー語がわからなくても十分楽しめる作品であった。

話題のオーロ・ダンスはYouTubeの動画でご堪能下さい。


デリーのシーンでは、僕らの職場のあるコンノート・プレイスとか、セントラル・セクレタリアート(中央官庁街)とか、デリー地下鉄とか、後になってDVD等で見直したらとても懐かしいと思うだろう風景が登場する。あまりお世話になる機会も今のところないキングフィッシャー航空のキャビン・アテンダントとか高級ホテル「タージ・パレス」での夕食といったのもあったが…。

劇中、アビシェイクが「コンドームを付けずにやってしまった自分が悪い」とTVカメラを前に告白するシーンが登場するが、何となくこれは観客に対する1つのメッセージだったのかもしれないと思った。

最後に、不謹慎かもしれないが、この作品を見て、サリーを着たヴィディヤ・バランの後ろ姿に「萌え」と来てしまったことも告白しておく。かなり執拗に撮っていたので、制作側にもそのような意図があったに違いない。
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duke

ポスターは英語なんですね^^
インド映画大好きです。

by duke (2009-12-14 14:49) 

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