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Sanchaiの「30年前」(その1) [備忘録]

先日、20年前(1989年)の思い出について描いたが、つい病みつきになり、このシリーズちょっと続けてみようかという気になった。そこで、僕の30年前(1979年)について、今回は述べてみる。この年、僕は地元の中学校を卒業して県立高校に進学している。

中学校卒業までのお話についてはそれでも改めて書こうと思う。中3の頃の思い出はそれはそれで書きたいエピソードもあるし、そもそも今は既に7月で、30年前の今となると高校に進学してからのことになるからだ。

ところが高校に入ってからのことといったら実はあまり覚えていないことにも気がついた。一応県内有数の進学校に進めたはいいものの、案の定成績はさほどでもなく、ついていくのに悪戦苦闘していたからだろうし、高校進学時に父に防具を買ってもらった僕が、高校に入って剣道部に入り、やはり最初の数ヵ月は稽古についていくので相当な苦戦を強いられたということもあるだろう。授業が終われば部活があり、部活が終われば帰宅して、宿題や予復習に追われていた。テレビ番組も、毎回欠かさず見ていたというドラマは記憶にない。ウェブで調べてみると『探偵物語』『噂の刑事トミーとマツ』『俺たちは天使だ!』等がこの年放映されているが、何回かは見たかもしれないが、連続して見ていた記憶が全くない。但し、週末については別。土曜夜の『俺はあばれはっちゃく』と日曜夜の大河ドラマ『草燃える』はかなりしっかり見ていた。

テレビを見る回数はそんなに多くなかったと思うが、実はアニメはこの頃に日本アニメ史上燦然と輝く『機動戦士ガンダム』が放映されていた。僕のクラスにも元祖ガンオタがおり、そこまでマニアックでなくても取りあえずは番組は毎週欠かさず見ていた。土曜夕方なら、部活が終わって帰宅しても十分見られるから。
『アニメージュ』は毎月買っていた。これもガンダム絡みだったと思うのだが、買い始めた最初の頃に声優・潘恵子さんのインタビュー記事を読んで潘さんのファンになり、『未来ロボ・ダルタニアス』は意外と見ていた。この年、潘さんの出演代表作は劇場版アニメ『ヤマトよ永遠に』だろう。真田澪(サーシャ)の声をやっておられた。サーシャには相当惚れていた。この頃、ちょっとした映画を見るなら大垣ではなく岐阜まで行く必要があった。剣道部で先輩の試合の応援で岐阜にはよく行くようになっていたので、特に問題はなかった。一緒に行ったのはクラスメートだが残念ながら男です。気になっていた子がいても、デート云々というのに即発展するような高校生活をしてなかったので…。

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《ノベルティの下敷きも持っていたゾ》

潘さんはその後、ガンダムの方でララアの声をやられていたので、潘さんの声といったらすぐに思い出される方も多いだろう。

なんだかあまりメリハリのない話の展開になってしまったが、この年にちゃんとやったことをもう少しだけ。高校に入ってすぐに剣道は初段を取った。この年1月の試験で4級を満点合格でクリアした英検は、高校に入って最初の英検で3級に挑戦し、合格を果たした。

英語について、ちょうど30年前の今頃、母が大垣ルーテル教会の日曜英会話クラスに通わないかと言ってきて、かなり気が進まなかったが通うことになった。話されている言葉があまり理解できず、2週出席したら1回は欠席するようないい加減なことをやっていたが、我慢して数ヵ月通ううちに(実は、これが非常に大変だったが)、なんとなくついていけるようになっていった。この頃に無理やり英語をしゃべる機会を作っていたのが、インドも含めて4回の海外生活に役立っている。そういう意味では、この頃の自分への投資は、今確実に生きているよなと思う。

クラスメートに薦められ、『九月の空』(高橋三千綱)を読んで高校剣道の部活動にハマり、稽古稽古に明け暮れた高校1年生だった。『九月の空』はいいにしても、その他どんな本を読んでいたのかを思い出そうとしても、挙げられるのはこんな感じでしかない。こうしてみると角川文庫がすごく多いな。その他には、現国の先生が度々言及していた星新一や安部公房の作品は何冊か読んでいた。

スローなブギにしてくれ (1979年) (角川文庫)

スローなブギにしてくれ (1979年) (角川文庫)

  • 作者: 片岡 義男
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1979/06
  • メディア: -

九月の空 (角川文庫)

九月の空 (角川文庫)

  • 作者: 高橋 三千綱
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1978/05
  • メディア: 文庫

戦国自衛隊 (角川文庫)

戦国自衛隊 (角川文庫)

  • 作者: 半村 良
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫

白熱 (角川文庫 緑 419-10)

白熱 (角川文庫 緑 419-10)

  • 作者: 田中 光二
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1979/05
  • メディア: 文庫

砂の女 (新潮文庫)

砂の女 (新潮文庫)

  • 作者: 安部 公房
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1981/02
  • メディア: 文庫


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降龍十八掌

ガンダムはセリフが臭すぎて、苦笑しながら見てました。なんでヒットしたのか不思議です。(笑)シャアだけは、異常にかっこよかったですけどね。それとキシリア少将が。
今週はガンダム特集をNHKでやってましたが、つくった富田という人は、アニメなんか作りたくないと公言する映画オタクで、仕事だから仕方なくつくったと言ってました。(けっこう傲慢な感じの人でした。)
あの、くさいセリフも、戦闘シーンを描くとコマが多くなるので、しかたなくキャラに喋らせたそうです。戦闘中にしゃべるわけないだろうッ!って言ってましたよ。(笑)
by 降龍十八掌 (2009-08-02 19:54) 

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