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Global Gender Gap Ranking [仕事の小ネタ]

<男女平等度>日本はG7で最下位 スイスの民間機関公表
 【ジュネーブ澤田克己】スイスの民間研究機関・世界経済フォーラムは21日、世界115カ国での男女格差を指数化し、順位を付けた報告書を公表した。格差が少なく男女平等に最も近いと評価されたのはスウェーデン。ノルウェー、フィンランドの北欧勢が上位を占めた。日本は先進7カ国(G7)で最低の79位。政界・実業界での格差がG7で最悪レベルだった。
 指数はビジネスや政治で決定権を持つポストへの進出度や教育機会の均等、平均寿命など14分野について国連統計などを基に算出した。日本は教育や健康分野で男女格差が小さかったが、多くの国が同様の傾向を示したため順位には大きな影響は出なかった模様だ。G7ではドイツ(5位)と英国(9位)がベスト10に入った。アジアでは各分野で男女格差が少ないと評価されたフィリピンの6位が最高だった。
 同フォーラムは昨年、主要58カ国の男女格差を比較した初の報告書を作成。首位はスウェーデン、日本は38位だった。
 ■男女平等度ランキング
1 スウェーデン
2 ノルウェー
3 フィンランド
4 アイスランド
5 ドイツ
6 フィリピン
7 ニュージーランド
8 デンマーク
9 英国
10 アイルランド
14 カナダ
22 米国
49 ロシア
63 中国
70 フランス
77 イタリア
79 日本
92 韓国
98 インド



最近、こうしたランキングの発表があると、世界のあの国はどれくらいの位置にあるのだろうかと考えるとともに、我が日本はどうなんだろうかと興味を持って見るようにしている。今回紹介するのは、World Economic Forumが発表した「世界ジェンダー格差ランキング(Global Gender Gap Ranking)」と呼ばれるものである。

日本が韓国やインドよりも上位だというのはなんとなくはわかるが、日本もここまで低いというのは驚きだ。ただ、考えてみると日本の会社社会は、男性を職場に縛り付けておくのと引き換えに配偶者が厚生年金や健康保険の給付対象者となるような仕組みの上に成り立っているわけで、そもそも男女間が平等というわけではない。人口高齢社会を迎えて、このようなモデルが持続可能なわけがなく、新たな社会モデルの構築が急がれるところだ。

先月末、僕が住む町で講演をやった際、米国のNGOであるセーブ・ザ・チルドレンが今年6月に発表した母親指数(Safe Motherhood Index)というのを紹介した。この指数は女性指数と子供指数の2つの要素から構成されている。日本の場合、全体では12位で、子供指数は世界で第1位だったが、女性指数は18位と低評価であるのが印象的だった。これも内訳を調べてみたら女性の国政への参加率の低さ(国会議員や閣僚に占める女性の割合)が低評価に繋がっているようだった。

世界ジェンダー格差ランキングは、World Economic ForumのHPGlobal Gender Gap Reportから閲覧は可能である。
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