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パティル大統領の月給 [インド・トリビア]

シン首相の月給
本日はトリビアをもう1つ。これはHindustan Timesの9月5日(水)1面に載っていた記事である。記事のタイトルは「貧しい大統領」といったもので、その主旨は、パティル大統領の月給はインドの閣僚よりも低く、給料アップが置き去りにされていると問題視したものであるが、僕はこの記事を読んでシン首相の月給を知って驚いた。
 パティル大統領の月給―――――5万ルピー(約15万円)
 マンモハン・シン首相の月給―――6万8千ルピー(約20万円)
1年前のブログ記事でこんなことを書かせてもらったが、あれから1年、公務員大幅給与アップの波はいよいよ大統領にも押し寄せて来たようである。9月10日付のHindustan Timesによると、内務省が打診した大統領他の月給は以下の通りだ。1996年以来の改定らしい。

 パティル大統領  15万ルピー(約45万円) 300%のアップ
 アンサリ副大統領 12万5千ルピー(約37万5千円)


因みに、他国の大統領の月給は以下の通りである。

 パキスタン    5万7千ルピー(約17万円) *但し、2001年から据置き状態
 バングラデシュ 2万1563ルピー(約6万円)

 米国ブッシュ大統領  年49万4千ドル
 英国ブラウン首相   年38万4千ドル
 独メルケル首相    年39万1千ドル

インド大統領も名誉職だとはいえ、300%上げてもまだまだ安月給といえば安月給だ。日系企業の現地採用インド人社員の中には、きっともっと貰っている人がいるだろう。
 
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