デリーの異常気象：サンチャイ☆ブログ（संचै पत्र）：SSブログ

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デリーの異常気象　[インド・トリビア] [編集]

以前気温40℃超の世界についてご紹介をさせていただいたが、その記事とは裏腹に、この5月のデリーは雨が続いて異常低温に陥っている。なんと昨日（21日）の最高気温は25.2℃。例年よりも16℃も低く、11月よりも寒い。この日、ジャム・カシミール州のスリナガルでは30.8℃だった。スリナガルの冬は寒く、深い雪で閉じ込められるようなところらしいが、今なら格好の避暑地である。そのスリナガルよりも寒いのだ。

デリーが寒い理由は雨で日照時間が短いからだ。21日朝までの24時間の降雨量は36.9ミリで、ここ10年で2番目の集中豪雨だった。それを5月通算でみると21日時点で82.5ミリ。これも過去10年で2番目に多い降雨量である。最も多かったのは2002年の129.3ミリだが、今月はまだ10日残っており、記録更新は確実だ。今日（22日）も朝から夕立があり、夜も午後7時半頃から降り始めて土砂降りになった。

デリー国際空港周辺では、今月に入って既に9回の集中豪雨を経験している。これは過去7年で最も多い。また、この地区で気温41℃以上を記録したのは6日しかなく、過去11年で最も少ないらしい。

この気候変動は温室効果ガスの影響だとマスコミも騒ぎ立てている。そんな急に影響が出るのか、なんでデリーなのかが疑問ではある。ベンガル湾では大型サイクロンがミャンマーを襲って多くの死傷者を出したのは記憶に新しいところである。巨大サイクロンの頻発は温暖化がもたらしているとの説は説得的ではあるが、周囲が砂漠に近いデリーでなんで大雨なのか、その辺りのメカニズムはよくわからない。誰か教えて

それにしてもうちの会社が入居するビル、何とかならんものか。ちょっと夕立があるとすぐに道路に水があふれ、ビルが孤立状態に陥る。今夜も、近くのマーケットでソフトドリンクでも買おうと午後7時半過ぎにオフィスから外出したが、その買物の間に土砂降りとなり、方々の体でオフィスに逃げ戻った。残業をやっていてオフィスを出たのは午後11時少し前だったが、なんとあたり一面が海であった。この水はけの悪さ、何とかならんかなぁ。