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高齢者に関連したイベント2つ [インド]

高齢者置き去りでは国の成長はままならない―副大統領語る
Country's Growth Will Be Hampered If Elders Left Behind,
Says Vice President Hamid Ansari

ニューデリー発、2008年2月9日
 インドの成長は、社会の中で高齢者を置き去りにしては意味の無いものでしかない――インドのハミッド・アンサリ副大統領はこう語った。この日行なわれた「インドにおける高齢化の輪郭―安心と保障を目指して(Contours of Ageing in India - Seeking Peace and Security)」と題したセミナーのオープニングで、アンサリ副大統領は、物質的富の追求において我々は敗れつつある、この国にいる1億2000万人の高齢者を置き去りにすることなどできるであろうかと述べた。
 社会における高齢者を「経験の集約(compendium of experience)と呼び、副大統領は高齢の市民にとっての最悪のシナリオを想定した法整備の必要性について強調した。「親と高齢市民の維持と福祉に関する法律(Maintenance and Welfare of Parents and Senior Citizens Act 2007)」は昨年末の冬期国会で両院を通過している。
 今回の1日セミナーは社会正義・エンパワーメント省の後援によるもので、高齢者の安全と保障、高齢の市民の生活を保障するための市民社会のイニシアチブについて検討が行なわれた。
出所:The Hindu、2月10日


この週末、デリーでは高齢化に関連したセミナーが2つ開催されていた。1つは社会正義・エンパワーメント省が後援した上記の会議、もう1つは年金基金規制開発当局(PFRDA)全国証券預託会社(NSDL)が共催した「新しい年金制度(New Pension Scheme)」と題したワークショップである。

僕はこれらのイベントを後から知ったので、実際にどんな人がこれらに参加し、どんなことが話し合われたのかよくわからない。この種のイベントは当地では非常に頻繁に行なわれており、どれが重要でどれが重要でないか、どういった経緯で開催されて、この後どのように発展していくのかもよくわからない。全部出ていたら体も持たないし時間がいくらあっても足りないように思う。セミナー・イベントは一大産業である。

閣僚や大統領・副大統領、州政府の閣僚は、イベントに箔をつけるために必ずオープニング・セレモニーに呼ばれる。イベントのハシゴもやっているからイベントに出るだけでも政治家はかなり忙しそうだ。往々にして遅れて来るから開始時間がなかなか守られないし、こういう人たちはいったんしゃべりだすと止まらなくなるから余計に時間が押せ押せになる。インド人は演説をぶつのが非常に上手いのである。

話が逸れました。本日の結論は、こうしたイベントを見逃した自分の無知を恥じることにある。土曜日に開催されていたこともあり、僕は出てみようと思ったら出ることができた筈である。どんな話だったのか、誰がしゃべったのか、今後どのように繋がっていくのか、関心を持って見ていきたいと思う。


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