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初グルガオン [インド]

4日(土)、オフィスのK君の案内で、デリー郊外南西部にあるグルガオンに行ってきた。グルガオンは最近のインドの経済成長を象徴する街である。中産階級をターゲットとした巨大ショッピングモールが次々と誕生し、その周辺にはマンションの建設ラッシュが続いている。今、中国・北京はオリンピックを来年に控えて1週間毎に街の景観がどんどん変わっていくぐらいの建設ラッシュに沸いているが、同じような状況がグルガオンにはある。2010年の旧英連邦諸国スポーツ競技大会(Commonwealth Games)のデリー開催に向けて、デリー地下鉄は建設が進められており、それまでにはグルガオンまで地下鉄が開通するといわれている。この街の景観も、おそらく訪れる度に違ったものを見ることになるだろう。

             

僕達がグルガオンを訪れたのは、家具の相場がいくらぐらいなのかを調べるためであった。値札がついて売られている家具の値段がいくらぐらいなのか予め情報を集めておき、実際にはデリー市内の家具屋で交渉する際の参考にしようと考えた。行ったのは「Lifestyle」というお店。

 こんなソファーセットがRs.44,950(約15万円)

 こんな6人掛けダイニングセットがRs.24,950(約7万5千円)

 これは覚えてないがRs.30,000以上(約9万円)

 こんな二段ベッドがRs.9,950(約3万円)*マットレス含まず

 こんな二段ベッドもRs.10,950(約3万3千円)*同上

これらの価格は多分最も高い部類に入るのだろうと思う。K君の家の使用人は、コックでも月給がRs.5,000(約1万5千円)だというし、インド財務相によれば2005年の1人当たり国民所得は名目値で800ドル(約9万6千円)、1ヶ月にすると67ドル(8千円)である。そうすると、今回見た中で最も安い二段ベッドでも、給料を3ヶ月分以上貯めないと買うことはできない。

 モール内にあったカフェ・バリスタ

デリーには「バリスタ」と呼ばれる日本のスターバックスのようなコーヒーチェーン店がそこら中にある。僕はK君と待ち合わせてグルガオンに行く前に、市内サウス・エクステンション(South Extension)地区にあるカフェ・バリスタでアイスコーヒーを飲んだが、クリームをトッピングしてRs.102を払った。約300円と日本のスタバ並みの値段になる。バリスタで優雅に「お茶」ができる所得層というのはかなり裕福だということになる。

当然、グルガオンにショッピングに来ているインド人は、そこそこの金持ちであるということになる。実際、そこで歩いている人々は、デリーの街路で細々と商売を営んでいる人たちとは全然違う。グルガオンはデリーにある喧騒があまり感じられない街であった。


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