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イベントのハシゴ [地域愛]

僕は通常、休日には1人で外出するような予定は先ず入れない。今週末は東京で僕も若干の関係がある学会の全国大会が開催され、大学院時代の知人も何人か参加してきていて旧交を温めるチャンスではあったが、これすらパスしている。週末は家族と過ごす貴重な時間であり、子供達の成長振りを確認するチャンスである。仕事がどんなに忙しくても、それは自分がそういう年代なのだから仕方がないと先輩の皆さんには言われる。完全に気持ちが割り切れているわけではないが、だからこそ休みの時ぐらいは家族といたいと思うし、仕事の持ち帰りが可能で週末のプライベートな時間すら拘束されかねない今の部署での仕事に対して嫌悪感すら覚えるのである。

さて、この土曜日、25日は、そんな僕が珍しく終日外出した日であった。午前中の社会教育会館は毎週受講している総合講座の関係だからいつものことであるが、この日は来週に迫った会館の恒例イベント「集い」(文化祭のようなもの)の準備に2時間が充てられており、通常の1/3程度の参加者しかいなかった。講座の常連の方々はこの日がどういう日か予めご存知だったのだろう。欠席者が多かった。僕も、そうと知っていたら欠席してもよかったかなと思う。展示物の枠組みについては一部の有志が積極的に纏められているものがあり、僕自身はあまり居場所がなかったので…。僕は、この枠組みを決める10月初旬の講座の回を欠席してしまったので、何が合意されて各々何を準備すればいいのか全く理解できていなかった。尋ねてもよくわからなかったので、適当に準備して出かけたのだが、やっぱり場違いなものを作って行ったみたい…。

午前中はルイも連れて行って託児施設に預けたのだが、午後は市内中近東文化センターで開催された三鷹国際交流協会(MISHOP)の国際理解講座に出席した。僕も所属している分科会の主催イベントだから、午前中のイベントからのハシゴだったために事前の役割分担が割りふられていないだけまだましだった。

講演は牟田口義郎理事長による「北アフリカの魅力―チュニジアを中心として」というお話で、カルタゴの攻防史が中心だった。カルタゴの話なんか高校の世界史の授業以来考えたこともなかっただけに、ある意味面白かったが、先週1週間の授業の疲れがどっと出た感じで、スライドの説明のために会場の照明が落とされると集中力が持続できなくなってしまった。ゴメンなさい。

ただ、研究員の方のご案内で館内展示を見て回れたのはすごく良かった。僕は市民なのに未だ中近東文化センターを訪れたことがなかったが、ここの展示は相当面白い。古代オリエント文明の歴史を勉強するにはまたとない博物館である。パルミラ王国とか女王ゼノビアとか、高校の教科書、というか山川の歴史参考書の最も細かいのでギリギリ扱われているような史実についても展示物があるのは嬉しい。レプリカとはいえ、マニ法典やロゼッタストーンも展示されている。そのうち子供達も連れて行きたいと思った。

この日は、三笠宮崇仁殿下がたまたまセンターにお越しになられており、受講者は皆殿下にご挨拶をする機会をいただくことができた。殿下のお話はやんごとなき方々のお言葉というよりももっと気さくな語り口で、とても親近感が湧いた。一緒に記念撮影をとらせていただくこともできた。

中近東文化センターのホームページはこちらから。


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