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セミナーの主催 [読書日記]

松尾昭仁著『誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法』                                                                                                                                   同文舘出版、2006年7月


出版社からのコメント
多数の人が聴講する前で講師として“セミナー”をするそれは、特別な能力を持つ、特別な地位の人だけの特権ではない。ほんの少しのコツとノウハウさえあれば、誰もがセミナーを開催し、講師として活躍できる。本書を一読いただければ、「セミナー講師は特別な人ではない」ということをご理解いただけるでしょう。 あなたもセミナー開催のコツとノウハウを学んで、利益率80パーセントのセミナービジネスをはじめよう!

書店で見て気になっていたんだけど、そのうちにコミセンの図書室にとうとう入荷したので、さっそく読んでみることにした。別に講師で稼ごうと思っているわけではないが、セミナーのプロデュースはどのようにやったら集客できるのかはかなり大きなテーマだと思い、何かしら得られるものがないかなと思った。

セミナーを利益率のよい金儲けの手段とする考え方にはちょっと鼻白むものがあるが、言われていることは理にかなっている。

  • 先ず、子供の学校のような身近なところで講演して経験を積め
  • 最初はジョイントセミナーで、有名人とペアを組むのもあり。
  • ブログを使って集客、メルマガで集客、過去の参加者へのフォロー
  • スタッフにも名札を準備せよ。
  • セミナー前に名刺交換タイムを設けてアイスブレーキングを図れ。
  • 長時間のセミナーではBGMを流せ。
  • アンケートの設問の仕方も工夫を!(単なる感想を尋ねるのではなく、セミナーでの学びを確認する機会とする。)
  • セミナー講師こそパーソナルブランディングが大切である。セミナー講師は代役のいない役者である。
  • セミナー講師も見た目が大切である。
  • セミナー講師はインプットを怠ってはいけない。(大賛成!)

著者がどんな内容の講義を有料でやって儲けておられるのかはわからないが、これらは我が社が時々開催している無料のセミナーでもいえることが多い。特に、公開のセミナーを企画することが多い僕の部署で、ここまでちゃんとマーケティングや顧客向けアフターケアをやって一定の集客力を確保する取組みまでは正直いってやれていないのが現状だ。また、大きなイベントをたまーにやるよりも、もう少し頻繁に小さなセミナーを企画してみいいのかもしれないなぁと読んでみて感じた。

セミナーの企画だけではなく、講師としての心得も参考になる。

「壇上であがらないための究極の方法は、「練習の量と場数」ですから、常日頃から本番を想定して練習に励み、そしてより多くの場数を踏むために、人前で話すチャンスがあれば積極的にチャレンジする努力を惜しまないことが大切です。」(p.164)

一橋大学の野中郁次郎教授が、「人を育てるのはカオス(混沌)である」というようなことをおっしゃったことがあると聞いたが、まさにその通りだと思う。人間を作るのは修羅場の経験であり、場数を踏んで経験値を高めた者ほど説得力のある話ができる。

ということで、10月28日(土)は地元において僕の講演会が予定されている。それまでに出来るだけ多くのことをインプットしておきたい。経験値を高めるよ!


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