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ミッキーの学校養蚕プロジェクト [シルク・コットン]

いやぁ驚いた。今どきの都会の小学校でも養蚕教えるんですね。

今朝、ちょっといつもよりも遅めの出勤だったので、少し子供達と話をすることができた。ミッキー曰く、今日から学校で蚕を飼うんだそうだ。「この段ボール箱を学校に持って行くんだ」と得意げなミッキー。

「気を付けろよ、蚕は四齢期、五齢期に桑の葉をものすごく食べるから、こまめに葉っぱをあげろよ。」――パパも少し得意げ。僕の故郷の岐阜は、日本でも最後の最後まで農水省の蚕業試験場が残っていた土地。僕が幼稚園児の頃には自宅の土間でも蚕を飼育していた記憶があるし、昔僕が駐在していたネパールで、岐阜県の養蚕の専門家から薫陶を受けた自負もある。

「このあたりも昔は桑の木がいっぱいあって、ひいばあちゃんも蚕を飼っていたらしいから、わかんないことあったらひいばあちゃんに聞けよ。」――我が家の近所に住んでおられる妻の祖母から僕は昔の三鷹の話を聞いたことがある。とても嬉しそうに話して下さった。聞いてて僕まで楽しくなった。

日本じゃほぼ絶滅してしまった産業としての養蚕。技術者の多くが既に高齢期を迎えており、もはや風前の灯。それでも学校では今でも蚕の飼育をさせてくれるのは親としてはとても嬉しい。このところずっとお疲れ気味のぐうたらオヤジを演じているので、今日は少しぐらいは名誉回復できたかも。


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コメント 3

降龍十八章

確かに最近の社会の教科書から桑畑のマークは消えつつありますね。
昔小学校では必ず習ったもんですが・・・
今考えると、貧しいころの日本には蚕のえさの桑が必要だったといことかと
ー感慨無量です。
by 降龍十八章 (2006-05-19 11:34) 

Sanchai

養蚕は日本の国づくりの基盤となった一大産業でした。
私の故郷にも田んぼの畦に桑の木が植わっていたりしたものですが、
土地改良工事が行われて田んぼが皆長方形にきれいに区画整理された際、
皆伐採されてしまいました。
by Sanchai (2006-05-20 01:18) 

降龍十八章

畦って畔て字しか知りませんでした。これも、死語になりつつありますね?
いまだに麻と木綿の違いもよく解りません・・・
by 降龍十八章 (2006-05-21 00:21) 

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