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日頃の上司の言葉とは思えない言葉 [仕事は嫌い]

昨夜もまた仕事上で嫌な出来事があった。

上司に、僕が忙しいのは僕の仕事の優先順位付けが間違っているからで、適当にやればいいところに力を注ぎ過ぎているからだと暗に言われた。部下に求める仕事の質的水準が高すぎて何度やり直しても差し戻しを喰らう相手のご発言とはにわかに受け取りがたい。何言ってんだよと思った。

先ず、これを告げられた時の状況―――9月に一度作成して上司からコメントをもらったレポートを先週再提出したところ、昨日はまたコメントを付けられた。しかも、前回よりもさらに丁寧なコメントで、前回は指摘されていなかった箇所まで指摘されている。前回よりも半歩どころか数歩後退した感じだ。

前回のコメントは一体何だったのか、あと何回再提出をすれば受け取ってくれるのか―――言いたいことは幾つもあった。そもそもこのレポート自体、僕の個人名で出すもので、部署の公式見解ではないとの断わり付きの文書である。

同様のレポートを数回の出し直しを経て先月末までに完全に仕上げることができずに異動を迎え、僕のところに完成作業を遺していったS君の場合については、上司の反応は違っていた。「あれはあれであのまま出せばいいじゃないの」―――それじゃ何で僕のはそのまま受け取れないのか。

S君のレポートも今のままでは未完成で僕が手直しをしたいと言ったところから、上司の話は僕の仕事のスタイルに及んだ。「そんなことに労力をかけるな、お前は他にやらなければいけない仕事がある」――そういうメッセージだったと思う。

それはその通りだと思う。S君のレポートが既に相当の水準にあるのであれば僕はちょっと作業をやるだけでいいだろう。とっとと済ませて自分の仕事をやりたい。でも、そもそもがこのS君のレポート自体が我が部署の仕事ではないのか。しかも、このレポートは鮮度が命で、時間が経てばそれだけ価値が下がる。だから最優先でやっているのではないのか。

そこの部分の自己矛盾を知ってか知らずか、上司は僕に今抱え込んでいる仕事を全て挙げてみろと言い、その1つ1つについて、「部下に回せ」だの「適当に処理しろ」だのと注文をつけてきた。一番カチンと来たのは、やっぱり、「適当に」という言葉がいつも「適当にやらせてくれない」上司から出てきたことだ。

自分の仕事のスタイルを棚に上げておいて、「適当にやれ」とはよく言えたものだ。上司の仕事のスタイルに付き合わされているから、僕は手を抜けないのではないのか。

その場の勢いで、僕は持っていた案件を1つ引っ剥がされた。それを上司自らが手がけるという。またまたプレイング・マネージャーの誕生だ。そりゃ、上司の各仕事に対する許容度の加減を最も把握しているのは上司自身であるから、上司がやるのがいちばん確実だ。しかも、コメントを求められたからというのでコメントをすると、ムキになってそれに反論してくる上司だ。持論を通したいのであれば自分でレポートを書けばよいし、他人のレポートも自分の好きなようにまとめればよい。

けれど、プレイング・マネージャーというのは、自分も同じ悪循環に陥っているからよくわかるが、往々にして組織全体としての生産性を停滞させるように思う。それでよいのであれば、是非上司がご自身でやっていただけばよい。

僕はそれで少し仕事の負担が減ったのは事実なのだが、その一方で、常に完璧を求める上司から「適当にやれ」との忠告を受けたことで、かえって自分自身に混乱を来たした。

ほんと、早く僕も異動したいよなぁ。


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たかし

はじめまして
読んでいて大変そうな感じが伝わり、ついコメントしてしまいました。
私もサラリーマン時代はこの上司だったのかも知れないなぁ・・・と反省。
只、なぜ返却したのか、よく説明していたつもりでしたが、逆に説明が長くなり、嫌がられていたのかもしれません。
ストレスがたまらないように、早く異動できるといいですね。
by たかし (2005-11-06 19:16) 

Sanchai

たかしさん、コメント&nice!ありがとうございます。さすがに今日は出勤するのがつらかったです。出勤して、さっそく同じ起案文書に4回のダメ出しを喰らいました。うち1回は僕のミスでしたが。「適当にやれ」と言いつつも、各論になると適当にやらせてくれないのが実情です。
by Sanchai (2005-11-07 23:01) 

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