去り行く「あなた」に贈る十戒 [仕事は嫌い]
人は簡単に変われない。だから去り行く「あなた」にこんなことを言っても本人に自覚がなければ絶対に変わらないだろうと思う。だけど敢えて書きたい。今どきの若者だったらひょっとしたらこんなことできないのが普通なのかもしれないが、「あなた」は38歳のいい大人だ。
「十戒」
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人と話す時にはポケットから手を出すこと。
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目上の人が自分の席を訪れた場合は、席を立って応対すること。
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上司不在の時に手を抜かないこと。
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上司から受けた指示が理解できない時は、その場で確認すること。上司から受けた指示が納得できない時は、最初からそう言うこと。
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上司から聞かれる前に「報・連・相」をすること。
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常に問題意識を持って批判的に物事を見ること。問題意識もなくぼーっとやるのが仕事ではない。
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期限は守ること。守るためには多少の無理も厭わないこと(そうしないと信頼は勝ち取れない)。守れないなら早めにそう言うこと。
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つまらぬ言い訳をしないこと。周囲のせいにしないこと。自分の過失は素直に認めて謝ること。
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他人の公共心にただ乗りせず、応分以上のコスト負担をすること。
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王様を気取らず、時には人に頭を下げること。
さらに言おう。「あなた」は在任中に僕を「見習う」という台詞を2回使っている。本当に見習ったと言えるのか、僕はそうは思わない。本当に見習ったのであれば、僕が最後の最後になってこれほどまでに「あなた」のやり残した仕事で苦しめられることはなかった筈である。
もう二度と「あなた」とは一緒に仕事をしたくないが、最後にこれだけは言っておきたい。この仕事は国民の税金で成り立っている。自分がMaxだと思う仕事をやればいいのではなく、常にひとさまがMaxだと思う仕事を120%のパフォーマンスでやる意識でいないと、容易に「税金泥棒」と言われると覚悟なければならない。それができないなら会社を辞めるべきだ。
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