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世の中を上手く渡っている奴等 [時事]

今日の日本経済新聞政治面のコラム「風見鶏」は「『チルドレン』待つ試練」というタイトルだった。その中に、ちょっと看過しづらい一文が載っていた。


 小泉純一郎首相も先の衆院選では郵政民営化法案反対派への対立候補を擁立するために面接をこなした。自民党では珍しいことだった。

 多くの候補者が首相主導で決まっていったが、ノーを出したケースもあった。ある小選挙区から出馬が決まりかけていた候補者と面談した後、首相は党幹部に「有権者を甘く見てはいけない」と再考を促したという。

 選に漏れたその候補者は、他のブロックで比例代表名簿の下位に登載された。圏外とみられたが、まさかの当選。奔放な発言で物議を醸すことになる。


 これって、かの杉村太蔵クンのことじゃないか。首相が面接やった時点でボロを出していた候補者をなんで比例代表名簿に残しちゃったのかね自民党は?それとも、合格させた候補者はどこかで擁立せねばならない決まりでもあったのだろうか。

 ここ数日、村上世彰氏だの楽天・三木谷社長など、僕と同じ世代のちょっと頭の良い奴らがちょいと手持ち資金を動かして世の中を騒がせている報道を聞き、こちとら夜の11時頃まで残業やって、それでも仕事がさばき切れなくて自宅に持ち帰ったり休日出勤したり、体を悪くしそうな状況で綱渡りの毎日を送っている状況なのを考えて無性に腹が立つことが多い。今晩のパリーグ・プレーオフ中継の後で放映されている「全国!噂の大御殿」を見てさらに怒りを増幅させているところだ。金持っている人のところに金が集まってくるのが世の中の仕組みなのだと痛感させられる。

 杉村議員のように、努力せずともなぜか世の中うまく渡ってしまっている奴を見ると、真面目に汗水たらして働いている自分が本当に馬鹿馬鹿しくなる。はなから有権者を馬鹿にしていた奴をなんで公認してしまうのか、自民党は人を見る目がないのか。最近は党幹部からお灸をすえられたみたいで「もの言わぬ太蔵」になってしまっているけれど、人間の根っこの部分はそんなに簡単には変わらない。

 早くボロを出して、小泉首相問責決議案でも野党から出させてやって欲しい。それをつぶしにかかる与党議員は、杉村太蔵的存在を認めたことになる。踏み絵にすればいい。


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