SSブログ

たまには配属先の業務範囲を越えて動かなきゃならないこともある [仕事が好き]

昨日の竹内結子できちゃった婚ショックにめげずにポジティブに行きたいオヤジである。

ところで、昨日は某国際機関の駐日事務所とどうしたら援助連携をすすめられるかについて勉強会を主催した。元々僕の配属先の業務とはあまり関係のない話だったけれど、うちの部長がイニシアチブを取った話なので、いろいろ理屈をつけて僕が実際のアレンジをした。この話自体が来たのは4月の今頃で、連休を挟むから準備期間が少なく、かつうちの組織の中でいろいろな部署の人に出席してもらって短いプレゼンをお願いしたりしなければならず、かなりしんどい作業だった。

他の発表者への振付を連休前に済ませ、僕は勉強会のオオトリで自分がプレゼンをやるつもりでいたため、連休の後半で関連の資料にざっと目を通し、9日の午後半日程度をかけてパワーポイントの準備をした。突貫工事だったので、かなり粗いプレゼンだったが、相手のことを自分なりに調べてどこで連携の接点がありそうか、実際に連携を進める上での課題が何かなどを整理したので、それなりに勉強会のラップアップには使えたのではないかと思う。

但し、両機関の実務者が集まって勉強会を1回やったというだけで、実際に途上国の現場での連携が上手くいくとは思えない。先方の国際機関は包括業務提携の覚書のようなものを締結したいという希望を持っておられたが、勉強会での方向性としては現場に近いカントリーオフィス同士でもっと情報交換を進めるところから始めるべきというトーンだったので、このままでは終わらないだろうと薄々は思っているところだ。

僕は、配属先の所掌業務はここからここまでだから余計なことはすべきでないという考えがあまり好きではない。以前自分も別の国際機関に出向していて自分の出身機関に連携の話を持ちかけてことごとく実現しなかった苦い経験がある。だから、こういう2つの別々の組織が一緒に何かやろうという時には、双方の組織の中にやる気があって組織内の調整に動き回ってくれるような支援者(チャンピオン)がいることがとても大切であるということがよくわかっているつもりだ。そして、そういう「個人プレー」がお気に召さない管理職も結構いらっしゃるということもわかっている。

今朝、これにまつわるちょっと重いやりとりを上司としながら、ああやっぱり自分はこんなところで研究員をやっているよりも、現場のオペレーションで他機関と相互補完しながら援助の効果をいかに高めるのかを考えている方が好きなのだなと改めて思った。特に、こういう2機関の連携の話では、相手のことを十分理解して相手の土俵で相撲を取れることがとても重要であるが、僕はこういう相手のことを学んでどこをどう組み合わせるとWin-Winの関係になるのかというパズルを考えるのがとても好きだ。他人からテーマを与えられて気の乗らない研究をやっているよりもよっぽど面白い。

そう思っているところに部長から電話があり、僕が勉強会の最後に行なったプレゼンが勉強会の締めとして非常にまとまっていて良かったとお褒めの言葉をいただいた。捨てる神あれば拾う神ありだ。今日いちばん嬉しかったことである。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0