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サラリーマンおやじの地域への関わり方① [地域愛]

4月16日(土)、地域の子供会の総会があったので出てみることにした。

委任状付きの開催案内が来ていたことに1週間前に気付き、妻は先に委任状を提出してしまっていたのだが、折角土曜日に開催されるのだし、ふだん会社勤めで地域の活動にほとんど関われない就労者層の父兄にもちゃんと出て欲しいという期待でもあるのだろうと思ったから、やっぱり出てみることにした。無関心でいることは簡単だが、何が行なわれているかわからない状態で関わらないような判断をすることはやめようと思った。

それに、私自身が小学校時代には子供会のお世話になった経験がある。その当時、こうした活動の運営に父が関わっており、隣県の町の子供会との交流とか、リーダー育成研修とかに連れて行ってもらった思い出がある。息子はいくつになってもオヤジの背中を追いかけているもので、父が通ってきた道は自分も追わねばならないと単純に思っている。うちも来年になれば小学校に常時2人を通わせる状態が8年間続くことになる。いずれ我が家にも役員の話が回ってくると思うので、今から関わっておいた方がよいのではないかと考えた。

うちの地域には子供会の対象となる世帯が84あるそうだが、父兄が出席する子供会総会に出てきたのは前年度の役員と新年度の役員に加え、一般会員は自分も含めて3人しかいなかった。結構寂しい「総会」だなと思ったのと、もう1つ、20人くらいいた出席者のうちお父さんが来ていたところは2人しかなかったというのがちょっと意外な気がした。そういう意図があって土曜日開催にしたのではないかと思ったからだ。

うちの子供会の主要な年間行事というのは4つ程度らしいが、それぞれ準備作業がいろいろあって、それが平日だったりするから、自ずと母親中心の活動になってしまうものらしい。その辺は自分が育った故郷のように、仕事を終えた父親は夕方6時過ぎには帰宅して食卓を囲むのが当たり前の地域社会とは異なるのだろう。この地域の子供会は発足が昭和30年で、発足当時の地元名士が来賓として当時のことを語っておられたが、東京近郊のこの町では、その当時から母親が活動の中心だったようだ。そうなると、総会への父親の参加はどの程度期待されているのだろうかと疑問もわいたし、別に土曜日じゃなくても良かったのかなと考えてみたりもした。土曜日はお母さんにともっても休日なんじゃないでしょうかね。

途上国の開発プロセスで住民参加などとふだん強調している自分の仕事を考えた時、自分が暮らす地域への関わりというのは必須であると思っている。平日があまり使えないのでどうしても限定的にはなってしまうのだろうが、土日であれば自分にもできることがあるのではないかと思う。昭和49年以来改正されていない規約の改定とか、時代に合った情報伝達・意見集約のあり方とか、行事の遂行とは別にやらなければいけないこともあるように思う。

行政と住民の協働が叫ばれる時代に、「地区担当の職員の助言を受ける」(この職員とは学校の先生のことらしい)などと行政を上に見る規約の表現は現状にはそぐわないし、ネット社会化の進展する現代において紙媒体で白紙委任状のような意見集約(?)のあり方というのもどうかと思う。但し、平日の地域を見ていないサラリーマンおやじの発言が本当に受益者のニーズを反映したもののなのかは注意して見る必要があると思う。

総会では今後そのような活動まで盛り込んでいこうというところまではいかなかったのだが、今後の活動を見守っていきたい。


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Feronia

はじめまして!というかどこかで気が付かずお会いしているかも。
私も家を空けたりすることが多いです。子供の行く学校のPTAとか見ても、自営の方がPTAの役員やられていたりと、どうしても会社勤めの人たちには、子供会やPTAなどは縁遠いものになりがち。
サラリーマンが直接的な受益者でなくても、ステークホルダーとして、普段忙しいオヤジの視点から、地域でどのような活動をしていけば、子供たちへのストレスが軽減され、より良い地域社会ができるのかなと思います。
by Feronia (2005-04-17 12:10) 

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