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保険にも簡単に入れない体 [仕事は嫌い]

僕は来年の誕生日で今D生命でかけている終身保険の保険料の見直しを迎える。一気に保険料負担が倍増する。そりゃ当たり前だ。余命が短くなるのに保証額が一緒だったら、リスクプレミアム(保険料)が上がるのは当然のことである。

そこで妻は考えた。僕の余命を考えれば残存期間中に僕が稼げる所得は10年前よりも少ないのだから、保証額は減額してもいい。僕は煙草を吸わないから、肺ガンのリスクも少ないのだから、喫煙の有無で保険料が異なる保険があればいい。そして、そういう商品をS生命から提案された妻は、7月の僕の誕生日までに保険を切り替えさせようと先月から画策し始めた。

先ず僕の最新の健康診断の結果であるが、昨年6月の会社の健診が最新で、しかも以前このブログでも紹介した通り肝機能、コレステロール、中性脂肪の結果が非常に悪かった。S生命の外交のKさんからも、普通にやったら付保の承認すら取れない健康状態だという。但し、僕はその後2回の再検査を通じて数値を大幅に改善してきた。でも、再検査は正式な健診の結果ではないということで勘案されないのだそうだ。従って、どこかで新たな健診を受診して最新のデータを提供するか、それともS生命指定の保健所で告知の手続を取るしかなくない。

今週は会社の健康診断があるが、結果が出るのは今月末で、保険切り替えの手続が間に合わなくなる。S生命指定の保健所で告知すればもっと早く手続ができるということで、妻は異常なまでの執着を以って、僕に休暇を取って告知に行くように勧めた。

今日がその告知の日であった。正直ベースで申告はしたものの、うまくいくかどうかは神のみぞ知るだ。(だいたい、保険会社の告知で正直ベースでしゃべってうまくいった例がない。)

お蔭様で今朝はいつもよりも遅めに家を出られたのだが、なぜかこういう日に限って珍しく腰が痛くなり、立っていても座っていても我慢できないほど痛みを味わった。腰痛自体が珍しい。だんだん僕も保険会社に嫌われる体になりつつあると実感させられる。

ところで、S生命の営業のKさん、ちょっとクライアントに対する態度が悪いんじゃないのか?妻がふだん僕のことをどのようにKさんに話しているのか想像がついてしまうが、それを営業マンが僕本人に言うか普通?僕が昔、先に帰国していた妻に急かされて海外赴任から帰国した翌日にマイホームの売買契約に記名捺印したという事実だけを以って、(そういうことを奥様に任せきりにする亭主だから)僕が保険に興味がないのだろうと思った――そうKさんは言った。経緯もろくに知らないで軽々しくそんなことを言われるのは非常に不愉快である。

最近、家計の負担を軽減するためだというので、僕が独身時代に加入していた保険や共済について、軒並み解約や見直しの手続が妻によって進められている。理屈は確かにわかるのだが、解約させられたり保険料負担を軽減する形で保証内容の見直しをさせられたりするたびに、僕を包み込んでくれていた「安心」という衣服が1枚1枚剥がされていくように感じる。僕の余命を考えれば保証はそれくらい軽くて済むということなのだが、なんだか寂しい…。


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コメント 3

ぇっおー

はじめまして^^
「安心」という衣服。。。なるほどぉ~って思いました。
何気ない言葉で、人を喜ばす事ができる半面、不快にさせてしまうこともあるという事。。。実ゎ 今日、保険会社の入社説明会だったんです。
Sanchaiさんの、思ったことを心に留めながら勉強をしていきたいと思います。
でゎ、お身体お大事に♪(o_ _)o))ペコ
by ぇっおー (2006-06-07 13:54) 

そんな経緯があったんですね。 ゴメンね 私も1枚脱がせて 解約してもほんの少しの返金に掛け捨て分が如何に多いか思い知れされました。
自分達は、もう掛け捨ての共済しかは入れません。いずれにしろ健康でありますよう祈っています。
by (2006-06-12 20:28) 

Sanchai

本日、保険会社から加入可との連絡があり、妻は大喜びでした。
by Sanchai (2006-06-12 22:51) 

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