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『はじめての木工家具づくり』 [仕事の小ネタ]

はじめての木工家具づくり (012DIYシリーズ)

はじめての木工家具づくり (012DIYシリーズ)

  • 出版社/メーカー: 大泉書店
  • 発売日: 2013/09/12
  • メディア: 単行本
内容紹介
木を使ったナチュラル家具づくりの基本&コツ
テーブル、机、イスなどの定番から、キッチンラック、踏み台、すき間収納まで、写真とイラストでビジュアル解説。
・基本の道具の紹介から、作品づくり、塗装の方法まで、誰もがつくれるように写真を多用してわかりやすく解説
・読者自身が自分の好みにあわせてカスタマイズできるよう、塗装の方法も複数紹介
【市立図書館】
7月下旬から8月上旬にかけてメキシコに出かけて、うち前半の1週間はチアパス州で先住民の女性グループと木工家具作りをしてきた。今振り返っても貴重な経験だったが、ああいった内容での活動になると事前にわかっていたら、今年2月に既にメキシコ行きにエントリーしていた経緯からすれば、本書のような作例集を参考にして、1つ2つ木工家具を作る経験を積んでから現地入りすれば、できたことの幅はもっと広まったのではないかと思う。

メキシコ行きは貴重な体験だったけれど、逆に今の自分に何が欠けているのかを見直す場でもあった。メキシコでできたことを喜ぶ気持ちがある一方で、できなかったことを今後どのようにできるようにしていくか、復習のための課題を突き付けられたような気がしてならない。

渡航準備の段階で、何もやっていなかったわけではない。実際のところ大型CNCを用いた家具作りは経験していた。ただ、大型CNCで切り出し、接着剤なしで組み立てるところまでは経験済みだったが、その後の仕上げで困った。どのように塗装すればいいか、その下準備で行っておくべきことは何か、何もわかっていない自分に気付かされた。

さらに言えば、大型CNCを使って正確なカットは確かにできるようになったが、そもそもカットするためのボードを買いにホームセンターに出向いた時、どのボードを使うか、すぐに決心がつかなかった。樹種による加工の難易度やクセ、留意点の違いなど、実際選択を迫られる場面に来て、どうすればいいのか途方に暮れる数分間を経験したのである。

そういうことも含めると、カットするためのデザインのところに気を取られ過ぎていて、他の工程についての予習が全然足りていなかった。そんな苦い経験が過去にはある。

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