SSブログ

再読『チーム』 [読書日記]

チーム (実業之日本社文庫)

チーム (実業之日本社文庫)

  • 作者: 堂場 瞬一
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2014/10/10
  • メディア: Kindle版
箱根駅伝の出場を逃した大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。究極のチームスポーツといわれる駅伝で、いわば“敗者の寄せ集め”の選抜メンバーは、何のために襷をつなぐのか。東京~箱根間往復217.9kmの勝負の行方は――選手たちの葛藤と激走を描ききったスポーツ小説の金字塔。
【MT市立図書館】
池井戸潤の新作『俺たちの箱根駅伝』を読んだ後、デジャブ感が強かったので、同じく学連選抜チームの激闘を扱った堂場瞬一『チーム』を再読することにした。なお、本作品は2011年1月に一度読んでいる。学連選抜を主題としてとり上げる作品は『チーム』で1つの形が作られてしまったので、池井戸氏の最新作を知った時も、ちょっと二番煎じかなという危惧はしたし、どこで『チーム』との差別化を図るのかで頭をひねったのかも見どころではあった気がする。

『俺たちの箱根駅伝』をご紹介した際、「この波乱が起きるには、①学連チーム監督の采配と選手との適合性、②荒れた気象条件、③学連チームのチームとしての一体感の醸成、④他の有力校の抱える不安要素―――等々の要素が重ならないと難しい」と書いた。

『チーム』の方は、4位どころか優勝争いを描いているので、『俺たちの箱根駅伝』以上にハードルが高いが、『チーム』にも同じ要素はあったように思う。山上りや山下りのコースに適性がある選手が予選会敗退チームにいるかどうかはやはり大きな要素だろう。いずれの話でも、ブレーキになる区間もある。それはストーリー展開上必要不可欠な波乱だと言える。

続きを読む


nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ: