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『流浪の月』 [読書日記]

流浪の月 (創元文芸文庫)

流浪の月 (創元文芸文庫)

  • 作者: 凪良 ゆう
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2022/02/26
  • メディア: Kindle版
内容紹介
2020年本屋大賞受賞作———。
愛ではない。けれどそばにいたい。新しい人間関係への旅立ちを描いた、息をのむ傑作小説。
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
【購入(キンドル)】
当地が連休のうちに、もう1冊ぐらい小説を読もう―――そう考えて電子書籍を物色し、凪良ゆうの『汝、星のごとく』にちょっと興味が惹かれた。でも、アマゾンのレビュワーさんの声を見ていたら『流浪の月』を推す声も多く、それなら古い方の作品から挑戦しようと考え、後者をダウンロードした。

それで、次にまた凪良作品を読むかと聞かれたら、たぶんもう買ってまでは読まないと思う。いつも贔屓にしている作家の未読作品がすぐに図書館で借りられる状態であるうちは多分そちらを優先すると思うが、もし借りる本に困った時には、凪良作品も選択肢の1つに加えることはあり得ると思う。

嫌いな作風ではないし、文章も読みやすく、読むペースを上げやすい作品だと感じた。また、テーマがどうこうというわけでもない。結局のところ、人の考えていること、思っていること、置かれた事情、過去に起きた事件の当事者から見た事件の真相などは、本人でないとわからない。外野が憶測と自分が信じる常識だけでとやかく言うべきではないということを、改めて痛感させられるような内容だった。

でも、続けざまに作品を読むには正直言えば疲れる。こういったテーマの作品と向き合うにはそれなりの姿勢が必要な気がするので、「気軽に」というわけにはいかない読書姿勢が求められる気がした。


この作品、映画化されて今年前半に日本では公開されていたそうである。ティーザーを見ていると、原作で読んだのとちょっと設定は変わっているけれど、多くのシーンは文章で読んだのと映像のイメージがすごく似ていたのでかえってびっくりした。多部未華子ファンの僕としては、何かの機会に映画も見ることになるだろう。

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