再読『田舎でロックンロール』 [奥田英朗]
内容(「BOOK」データベースより)【再読(キンドル)】
英米ロックが百花繚乱の様相を呈していた70年代。世界地図の東端の、そのまた田舎の中学生・オクダ少年もその息吹を感じていた。それはインターネットが登場する遥か前。お年玉と貯金をはたいて手に入れたラジオから流れてきた音楽が少年の心をかき鳴らした。T・レックス、ビートルズ、クイーン…。キラ星のごときロック・スターたちが青春を彩り、エアチェックに明け暮れた黄金のラジオ・デイズ。なけなしの小遣いで買った傑作レコードに狂喜し、ハズれレコードを前に悲嘆に暮れる。念願のクイーンのコンサート初体験ではフレディ・マーキュリーのつば飛ぶステージに突進! ロックのゴールデン・エイジをオクダ少年はいかに駆け抜けたのか?
今月、ホント精神的余裕がなかったんだろうね。振り返ってみても、本書を含めても現時点で5冊しか読んでいない。最終週の週末にひと仕事を終えて、次の仕事との間にようやくつかの間の休息をつける1日半を迎えた。但し、土曜午後は停電。徐々に暗くなってくる屋内にこもりつつ、昼寝以外にできたことといったら、キンドルのバックライトを使って既読の本でももう一度読むことぐらいしかなかった。
《こ~んな感じ。あたりが暗くなると、心も暗くなる…》
そこで手に取ったのが奥田さんの自叙伝的エッセイ。その雰囲気は7年前に読んだ時に書いたブログ記事で、結構包括的に語っているのでそちらもご参照下さい。。奥田さんのエッセイは奥田さんが中1だった1972年から、高3になられた78年ぐらいまでをカバーしておられる。ご出身は各務原市立蘇原中学ですか?県内の何かの集まりで、蘇原中学の同学年の生徒と交流したことがあったが、なんかあか抜けてたという記憶があった。奥田さんにとってはド田舎なのかもしれないが、僕は郡部なので、4年のギャップはあったとしても、もっとド田舎です(笑)。