『エミール(まんがで読破)』 [仕事の小ネタ]
内容紹介【Kindle Unlimited】
世界を変えた男の育成シミュレーション。 18世紀フランス。神は国王を使者として人々を支配するという「王権神授説」により階級社会が形成されていた。このような不平等が成立する社会を改革すべく、哲学者・ルソーは人間の教育に着目する。人間本来の善性によって教育のあり方の理想を追い求める、現代でも教育を志す者のバイブルとして読み継がれる思想書を漫画化。
首都ロックダウンで悶々と暮らしていた時期、刺激が欲しくて聴講したウェビナーの1つで、ルソーの『エミール』が参考文献として紹介されていた。
昨年は年初に「古典を読む」と目標に掲げ、アダム・スミス『道徳感情論』『国富論』等を購入して当地に持ってきたが、初期に読んだ『道徳感情論』が難解なうえに膨大で、ダラダラ読んで余計わからなくなり、数カ月かけて最終ページまでは辿り着いたけれど、何が書かれたのかがさっぱり表現できないという苦い経験をした。一方、今年に入ってから聴き始めたポッドキャストのCOTEN RADIOで、「フランス革命」のシリーズを聴いた際、その思想的基盤として紹介されたルソーについては興味が湧いていた。当然『社会契約論』なんかも読みたい古典リストの仲間入りとなるわけだけれど、過去の経緯があって、すぐにどうこうとはならなかった。でも、COTEN RADIOの「フランス革命」シリーズの後で聴講したウェビナーで再びルソーに言及されると、これは何かの思し召しかなと思えてきた。
ということで、『エミール』を読みたい本のリストに加えようとしたのだが、古典には依然として恐怖心があったし、そもそも原著の日本語訳がいっぱい出ていて、どれがいいのかもわからない。岩波文庫は三分冊ときた。全部読んでたら1年以上かかる気がしたので、先ずは手っ取り早く内容がわかればいいと割り切り、Kindle Unlimitedで読める「まんがで読破」シリーズを選ぶことにした。