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再々読・『東京物語』 [奥田英朗]

当地にいると、週末はピクニックやトレッキングに行かないかと誘われることも時々あるが、今回の駐在において心臓に不安を抱えていた僕は、そうしたお誘いをやんわりお断りしている。本来の任地は海抜300m弱。僕もそれだったらというので今回の仕事の話は引き受けた。でも、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、その任地には入ることができず、海抜2300m強の首都で取りあえず活動をスタートさせることになった。これ自体、渡航にあたってはものすごい不安があった。幸い、今のところは無事だが、それでも怖いから、高低差を伴うウォーキングはなるべく避けている。その代わりに、もっぱら週末読書にいそしむのだ。

でも、今週末はあまり難しい本は読みたくない気分。で、前回の小説再読シリーズの流れで、また1冊読んだ。

東京物語 (集英社文庫)

東京物語 (集英社文庫)

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/09/17
  • メディア: 文庫

性懲りもなく―――というには6年の間隔は空きすぎで、二度目の再読もお赦し下さい。ちなみに初読は2009年7月、前回の再読は2015年2月だった。いい感じで6年間隔を空けているが、どちらの時もそれなりに力のこもった感想をブログでも紹介しているので、そちらも是非ご笑覧下さい。

で、今回二度目の再読で、新たに付け加えられることは何かというのもちょっと考えてみた。

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