SSブログ

「おちょやん」とともに去りぬ [テレビ]

20210503-ochoyan-main.jpg

昨日、PCR検査で陰性確認が取れたので、明日(16日)、いよいよ出国いたします。

5月16日出発を打診されたのは3月のことだったが、その時、すぐに「よし、これで『おちょやん』は最終回まで見られる!」と思った。(ブログ記事『水のように』をご参照下さい。)そして、その後も毎日欠かさず見続けて、とうとう最終回当日を迎えた。

もう思い残すことはない。TBSの『ドラゴン桜』も、NHK大河ドラマ『青天を衝け』も、この先の展開は気になるが、元々最終回までたどり着けないのはわかっていたので、見られない寂しさはさほどではない。

それに比べると、『おちょやん』はよく見た。演技がうまいキャストばっかりだったから、特に一平との別れ以降の最後の3週間は、ほとんど毎回目頭が熱くなった。歳なのかな。前作の『エール』でもそうした感動回は何度もあった気がするが、『おちょやん』はほぼ毎日。僕は朝7時30分からのBSプレミアムで主に見ているが、感動して8時からのNHK総合も続けて見るというパターンだった。

特に宮澤エマさんの、60代の老女を意識した抑え目のセリフや、言葉でなくきめ細かい仕草で訴えかける演技、そして、「花篭」の送り主の真相をここで持ってきた脚本の妙もあって、すごいなこのドラマって、ずっと感動し続けてきた。

最終週、千代がこれまでに世話になった人々が次々再登場するのかと思っていたら、道頓堀の人々を除けば、そういうサービスカットはほとんどなかった。京都撮影所の片金所長(六角精児)や守衛さん(渋谷天外)、カフェーの店長(西村和彦)、真理ちゃん(吉川愛)、山村千鳥一座の山村千鳥師匠(若村麻由美)、清子さん(映美くらら)、鶴亀家庭劇にいたルリ子さん(明日海りお)あたりの再登場は、いつもの朝ドラだったら「あるある」の展開だろうが、そうしたサービスカットを無理して入れなかった脚本もありかもしれないな。

続きを読む


タグ:NHK 朝ドラ
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ