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『3Dプリンタで自助具を作ろう』 [仕事の小ネタ]

はじめてでも簡単 ! 3Dプリンタで自助具を作ろう

はじめてでも簡単 ! 3Dプリンタで自助具を作ろう

  • 出版社/メーカー: 三輪書店
  • 発売日: 2019/08/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
3Dプリンタで自分のイメージを形にしよう ! かんたん・低コスト・1人でできるあきらめない「私」に合ったものづくり。ここ数年で高精度の3Dプリンタが手頃な値段で手に入るようになった。3Dプリンタがあればその場でものづくりができ、誰でも簡単に自分のアイデアを形にすることができる。本書では、3Dプリンタやアプリを利用して初心者でも簡単に自助具を作る方法を紹介する。初めて3Dプリンタに触れる人でも作れるよう、製作に必要な道具やアプリケーション、簡単なモデリング方法、素材の選び方なども解説する。現在、3Dプリンタで出力できるデータの公開・共有サイトも増えており、世界中のアイデアを物質化できるようになった。本書では自助具のデータを無料でダウンロードできるサイトやURLも掲載しているため、まずは3Dプリントだけを試してみることから始められる。3Dプリンタを利用したものづくりではサイズやパーツの形状の変更などが簡単にできる。調整などの応用が利き、工夫次第でその人に合った道具が自由自在に作ることができる。本書を読んで、さまざまな用途に役立つ、自分に合ったものづくりを始めよう。
【購入】
勢いというのは恐ろしいもので、ひょんなことから、2月中に、オンラインで3D CADデザインの勉強会をホストすることになった。2コースあって、1つは全くの初心者向けで、これはTinkercadを用いて直感的にデザインデータが作れればよいというもので、もう1つはちょっとだけFusion 360をかじったことがある人向けで、入門編なら2Dのデータから押し出し機能を使って3Dのデータにする程度のことは知っているが、それ以上の操作、例えば回転やフィレット、ロフト、シェル、スカルプト機能等は未だという人向けの初級コースである。しかも、英語でだ。

なんとなく、「こうしよう」というアイデアはあるものの、本音を言うと「荷が重いな」という気もする。ただ、おそらくこうやってホストすることが自分自身を追い込むには必要であり、これでうまく運営できれば、自分にも少しは信頼を勝ち得ることができるのではないかとの期待はある。

そうやって、アウトプットの場を自分から設定したことで、自ずとインプットにも身が入ろうというもの。何を読むのがいいかな~と思いつつ、昨年末に購入していた本書を、この週末に一気に読んでしまうことにした。

「自助具」と銘打っているけれども、自助具が本格的に出てくるのは第2章にある「3Dデータダウンロードページの紹介」や、第5章の自助具のモデリングの具体例ぐらいであり、実は本書の大半は、3Dプリンティングにまつわる基礎知識の解説になっている。

そんなの今までも紹介しているだろと突っ込まれるかもしれない。実際、僕はTinkercadやFusion 360といったデザインソフトの操作法の独習書はそれなりに揃えていて読んでもいるし、3Dプリンタの原理や適用可能性に関する考察、導入の意義などに関する解説書もそれなりに読んでもいる。

だが、デザインソフトの操作法の解説書では、作ったデータをどう3Dプリンタにつないでいくのかは詳しくは書かれていないことが多いし、そもそもFDM方式の3Dプリンタで使用されるフィラメントに、ABSとPLA樹脂以外の素材とそれらの特徴や適性にまで触れている解説書はあまり見たことがない。

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