SSブログ

『デザインの教科書』 [読書日記]

デザインの教科書 (講談社現代新書)

デザインの教科書 (講談社現代新書)

  • 作者: 柏木 博
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/09/16
  • メディア: 新書
内容紹介
デザインを知れば、日常生活がもっと豊かになる!
「デザインとは何か」という基本的な質問から、デザインを決める要素、20世紀のモダンデザインから時代が変わっていまのデザインが求められている役割の変化まで。デザイン評論家として知られる著者が書いた、受け手・使い手の立場でデザインを知るための絶好の入門書。

いつ頃のことだったかど忘れしたが、以前、「貧困解決とデザイン」や「生きのびるためのデザイン」といった文脈で参考文献リストアップをしている時に、ヴィクター・パパネック『生きのびるためのデザイン』FOMS編『いのちを守るデザイン』などと一緒にリストアップしていた1冊である。積読状態の蔵書の圧縮と並行し、読みたい本のロングリストも圧縮したいと考え、先日市立図書館に出かけた時に借りてみることにした。先に挙げた藤浩志先生の話とは全く異なる文脈で読み始めた。

「教科書」と銘打っているだけあって、各章ともテーマについて広く浅く取り上げており、こういう本を読んでから美術館や美術展、アートフェスの会場に出向くと、展示作品の味わい方も変わるかもなと思う。薄めの新書で、挿入写真や図表も多いため、わりとサラッと読み切れてしまう。

本書の中で、著者が訴えたいことはあとがきにまとめられている。

続きを読む


nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ: